2020年、令和の世にようやくスマホデビューした女、それが私。
文明開化に出遅れた、デジタル界のラストサムライ。
そんな私が、なんと――
店舗に行かずに自力で機種変更を成功させたのである!!!!
はたして成功するのか心配でならなかったのだが・・・
あっけなく完了。
え?これだけ?
自宅で、自力で、さらに、ものの数十分で完了?
恐るべきテクノロジーの進化、その衝撃を報告する。
なぜiPhone16Proを選んだのか 〜愛する娘のために〜
これまで私の相棒だったのはiPhone SE(第2世代)。
軽くて手のひらサイズ、高機能を求めるわけでもないので十分満足していた。だが…
娘1号(小5)の運動会の写真が、まるで蜃気楼。
「これ娘だよね?」「たぶん…この靴はきっと娘の…だと思いたい。」みたいな。
せっかくの勇姿、これは娘である!と断言できるレベルの画質で記録に残したい!!
と、切に思ったのである。
iPhone16Pro。お値段、15万9800円。
デジタル原始人には分不相応とはわかっている。でも欲しい。
夫に相談するも、ケチな私に買えるもんなら買ってみな、という微笑みを浮かべ「どーぞどーぞ」と。
私だってお金を払う時には払うのだ!!
清水の舞台から逆立ちでダイブする覚悟でポチった。
自力で機種変更を決意~ デジタル原始人、試練に立ち向かう~
問題は、これ。
このiPhone16pro、ワイモバイル経由では買えない。つまり、自分で機種変更しろということ。
そんなものは店員さんが笑顔でポチポチしてくれるやつじゃないのか!?!?
自力でなどやったことないし、むしろやる気もなかった。
それでも「pro」が欲しかった。
憧れの「pro」。人生1度きりでよい「pro」。
もう後戻りはできない。機種変更、自力でやるしかない。
【実況】初めての機種変更
アップルストアから届いた、ピカピカのiPhone16Pro。
開封の儀を終え、いよいよ運命の機種変更だ。
事前準備
- Apple IDとパスワードの確認 思い出せ自分!思い出すんだァ!!
- 最新のiOSへのアップデート 思えばアップデートもSEくんには荷が重くなってきていたよナァ
手順
①古いiPhoneと新しいiPhoneの電源をON
②新iPhoneに「クイックスタート」出現。
③古いiPhoneのカメラで、新しいiPhoneの流星群のようなキラキラ画像を読み取る。
④新しいiPhoneの画面でApple IDのパスワードを入力。
⑤データ転送方法(ワイヤレスまたは有線)を選び、画面の指示通りに進める
私はWi-Fi環境でワイヤレスを選択。
ふたり(2台)を仲良くとなり同士に置いて待つこと約15分。
すると……
中身がまるっとコピーされたiPhone16Pro、誕生!!
なんじゃこりゃー!!え?え?魔法!?
あっという間に、あっけなく、それでいて完璧に事は成されたのである。

初めてのSIM移動
最も恐れていたSIM移動。
しかし私がやったことはSIMカードを引っこ抜いて、入れ直す。これだけ。
その数倍の時間、「果たしてつながるのか?」を心配しては、体験談等や方法をネット検索していた愚かなデジタル原始人。悩むよりまずやってみろという教訓か。
【やったこと】
- 両方のiPhoneをシャットダウン。
- SIMトレイの位置を確認。
- SIMピンを穴にIN!
【注意】私はここでやらかした。
「テコの原理」で無理やりこじ開けようとして、SIMトレイの角が欠ける事件。
※皆さん、SIMピンは押すだけです。SIMトレイには「フタ」はありません。トレイ自体がフタです。 - 気を取り直して、SIMを抜き取り、新iPhoneにイン!
- 電源をON!
なんということでしょう。
即座にワイモバイルの電波をキャッチ!!
え、もう?なんで?……というレベルのスムーズさ。
現代の奇跡。この達成感、脳裏をよぎるはアルマゲドンの曲。
ドン ワナ クローズ マイ アイズ~~ アイ ドン ワナ フォール アスリープ~~
コズ アイ ド ミス ユー、ベイビ~ エン アイ ドン ワナ ミス ア シング~~
総評 テクノロジーの進化 ~優しき道先案内人~
かつてスマホの「す」の字も分からなかった女が、
今や自力でiPhoneProの世界へ旅立つ時代。
テクノロジーの進化は、デジタル化についていけないオバサンも置いてけぼりにしない。
取り残さない。そっと引き上げてくれる。
求めれば温かく迎え入れ、支え、共に歩いてくれる。
それは、優しき道先案内人。
機種変更を検討中の方、案ずることなかれ。
自力で立ち向かったとしても、テクノロジーが伴走してくれるから。