我が家の冷蔵庫に常駐している「ジャバンのり」。
フレーク状の海苔をごま油・塩・えごま油・オリーブ油などで香ばしく炒めた、あの韓国のりである。
サラダにスープに、ちょい足しするだけで風味もコクも爆上がり。
──なのだが。
しかしこのジャバンのり、ごま油がたっぷりついているだけあって、袋にへばりついて最後までキレイに使い切れないのだ。
ちょっと割高なジャバンのり。残して捨てるなんてもったいない!
ケチな私は考えた。


天かすもIN!めんつゆで味付け

のりの香り・天かすのカリカリ食感・めんつゆの甘じょっぱさが三位一体となり、
口の中をK-POPばりに踊り出す。
ケチの極意ポイント
- ふりふりする前に菜箸でまぜるべし
→のりを余すことなく回収できる - めんつゆは、仕上がったおにぎりの表面ににハケでぬるべし
→満足感UP&減塩効果アリ 
ぜひ、お試しあれ!
そして思い出す「母のシュミテクト」
そんな中、ふと思い出した。
この「余すことなく搾り取る」手法ーーどこかで見たことがある。
そう、戦後生まれの母の歯磨き粉である。

母の節約魂には、当初こそ衝撃を受けたが、今となっては共感しかない。
インフレ時代でも、買い続けている「少しお高くてもお気に入りのもの」は、
最後の一滴、ひとかけらまで使い切りたいのだ。
ジャバンのりも、シュミテクトも。
我が家の「使い切り文化」は、今日も静かに継承されている。
    
