学校から帰宅した娘が、玄関でぼそっと呟いた。
「……かーちゃん、水筒、またちぎれた」
水筒が、ちぎれる?
日本語としてにわかに信じがたい報告を受け、差し出されたモノを確認する。
そこには、無残にも肩掛け紐が引きちぎれた水筒の姿があった。

「またか……」
そう、実はこれ、初めてではない。
数年前にも同じように紐が引きちぎれた前科があるのだ。
普通なら「そんなことある!?」と驚く場面だが、今の私は動じない。
だって、この水筒は娘が1歳の頃から、10年間毎日戦場(保育園・学校)へ通い続けているベテラン選手なのだから。
経年劣化? ノンノン!
むしろ「今までよく耐えた」と褒めてやりたいレベルである。
10年経っても現役!!サーモスの異常なまでの「丈夫さ」
現在娘が使っているのは、安心と信頼のブランド「サーモス(THERMOS)」。
あれは娘が1歳のころ、保育園の遠足のため購入したのが始まりだった。
当時は「せっかく買うなら長く使いたい」と欲張り、まだヨチヨチ歩きの娘に不相応な600mLの大容量を買い与えたのだ。
結果、娘は水筒を「持つ」というよりは、半ば「引きずりながら」歩くハメに。
結局、水筒はほぼ親が持つ状態だった。
「長く使うため」という親の強欲が、まさか本当に10年もの月日を共にすることになるとは・・・このころの私は思いもよらなかった。
「慣れているもの」をこよなく愛す11歳娘。
そんな彼女の相棒としてサーモスの水筒は10年も愛用されきたのだった。
この水筒の何がすごいって、本体がビクともしないことだ。
- 蓋のプラスチック: 全く劣化せず、いまだに「カチッ」と完璧に閉まる。
- 保冷機能: 10年経っても朝のキンキン麦茶を夕方までキープ。
- 耐久性: 数えきれないほど地面に落とされているはずだが、致命的な壊れ方はゼロ。
実はこの水筒、メーカー推奨ではないものの、我が家では直近の6年間ほど「毎日食洗機にぶち込む」という暴挙を繰り返してきた。
その結果、塗装は剥げ、表面の可愛いミッフィーちゃんは見る影もなく傷だらけに。
もはや「歴戦の勇者」のような風格を漂わせている。
だが、機能は1ミリも衰えていない。
……丈夫すぎではないか?(畏怖)


「一生使える」秘密は、パーツ交換にあり
サーモスの素晴らしい点は、本体の丈夫さだけではない。
「一部が壊れても、そこだけ買い替えできる」という圧倒的なアフターフォローだ。
娘の10年間の相棒も、実は以下のメンテナンスを経て生き抜いてきた。
| 交換パーツ | 交換の理由 |
| キャップユニット | ゴムパッキンを無理に引っ張りちぎれた時、フタ部分のみ購入、交換。 |
| ハンディポーチ(ストラップ付) | 紐がちぎれるたびにケースだけ新調(今回で2回目)。 |
| パッキンセット | 我が家は未経験だが、数百円で新品パッキンが手に入る。 |
公式サイトのオンラインショップに行けば、古い型番でもパーツが見つかることがある。
「本体はまだ使えるのに、紐が壊れたから全部買い直し」という悲劇が起きない。
これぞ、真のエコであり、家計の味方である。
運命の出会い。ついに「食洗機対応」の子供モデルを発見!
とはいえ、娘ももうすぐ中学生。
600mlでは「夏場に足りない」という限界がきていた。
そこで、紐の修理ではなく「サイズアップ」を決意した私が出会ったのが……
「食洗機対応・大容量・子供向けカバー付き」という、神モデル。
夫と私の水筒は、数年前に「食洗機対応モデル」へ切り替えていた。
毎日食洗機に放り込んでも塗装ひとつ剥げず、未だにピカピカ。
水筒を手洗いするあの「細長いブラシでゴシゴシする不毛な時間」から解放される快感・・・!
しかし、これまでの子供用(肩掛けカバー付き)には、食洗機対応がなかったのだ。
ついに、ついに子供用にも食洗機対応モデルが登場したのか!!!
待ってた、待ってたぞサーモス!!!
だが、ポチる直前にある懸念が脳裏をよぎった。
「これ、我が家の食洗機に入るのか……?」
我が家の食洗機はディープタイプ(深型)ではない。 800mlの大容量となれば、当然背も高くなる。
商品ページを舐めるように見たが、「蓋を取った時の高さ」がどこにも書いていないのだ!!
どうした!?どうしたサーモス!!
蓋を取った状態で洗うのが食洗機のセオリー。
その情報、マストでしょ!?サーモス!!
「食洗機対応なのに食洗機に入らなければ、毎日の手洗いを要す厄介者になってしまう」
ダメ元でカスタマーサービスに問い合わせてみた。 すると、驚くほど丁寧な返信が。
「お問い合わせの件、FJJ-802WFのフタを外した本体のみの高さを、
実際にはかってみましたところ、約21.8cmでございました。」
……わざわざ測ってくれたのか、サーモスさん!!
急いで自宅の食洗機を確認。21.8センチ……。
「っしゃーーーーーーーーー!!ギリギリ入る!!」
確信を得た私は、光の速さでポチったのであった。
新相棒「サーモス 水筒 真空断熱2ウェイボトル 0.8L」到着。

届いた新しい水筒を手にして驚いた。
軽い。
容量は約1.3倍(600→800ml)になったというのに、重さは以前のものと比べてたったの1.1倍。
むしろ「え、前より軽くね?」と錯覚するほど、進化している!!
10年間のサーモスの企業努力、敬礼モノである。


そして食洗機への適合は如何に!?
ギリギリ!入った!!!

あのボロボロのミッフィー水筒が10年持ったことを考えれば、
この新相棒は、おそらく娘が成人するまで使われることになるだろう。
中学生、高校生……。 これから環境が変わり、多感な時期を迎える娘のそばで、いつもキンキンの麦茶で喉の渇きを潤してくれる相棒。
そう思うと、ただの道具であるはずの水筒が、なんだかとても愛おしく思えてきた。
【注意・番外編】最強のサーモスが、唯一壊れた日
ここで一つ、皆さんに注意喚起をしておきたい。
「無敵」に見えるサーモスだが、実は過去に一度だけ、壊したことがある。
それは福井の「芝政ワールド」へプール遊びに出かけた時のことだ。
ポップアップテントを設営しようとしたその時、ペグを打ち込むハンマーを忘れたことに気づいた夫。
そこで彼が手に取ったのが、あろうことか自分のサーモス。
トントントントン……!!!
と、軽快な音を立てて水筒を振り下ろし、ペグを打ち込み始めたのだ。
私:「・・・(え・・・水筒、壊れるんじゃね?)」
水筒は表面に少し傷がついただけに見えたが、翌日、異変に気付く。
保冷機能が、死んでいる。
キンキンに冷えた麦茶を入れたはずが、昼間にはぬるま湯に。
「全然冷えないんだけど……!!」と不満げな夫。それは自業自得なり。
結局、同じものをもう一度購入するハメになった。(←お気に入りゆえ、同じものを購入)
皆さんは、絶対に水筒をハンマー代わりにしないでほしい。
真空断熱構造が破壊されます。
まとめ:サーモスは「時間」と「快適」を買う投資
サーモスの食洗機対応モデルは、普通のものより少しお値段が高い。 けれど、
- 「水筒を手洗いする」という毎日のストレスからの解放
- 10年経っても現役という圧倒的なコスパ
- 万が一の時の手厚いパーツ販売
これらを考えれば、もはや実質タダ……いや、お釣りがくるレベルの投資である。
もし、毎日の水筒洗いに疲弊しているのなら。
もし、すぐに水筒をダメにしてしまうとお悩みなら。
迷わず、サーモスの食洗機対応モデルをチェックしてみてほしい。
今お使いの水筒にも、実は「食洗機対応」モデルが出ているかもしれない。
ただし、購入前には必ず「蓋を取った状態の高さ」を確認し、ご自宅の食洗機に入るかチェックをお忘れなく!
きっと、10年後も「買ってよかった」と思える最高の相棒になるはずだから。
