10月6日。
大冒険の三世代万博を終え、平穏な日々を送っていた朝、なんだか寒気が。
寒い。のどが渇く。ほんのりイガイガ。
過去の経験からこれは発熱してるやつ!確信して体温計を手に取る。
ピピッ!36.2℃。
あれ~?平熱ぅ?
寒気ではなく単に気温が下がっているだけか?とのんきに構えて出勤。
これが間違いであった・・・。
「ちょっと寒気」を侮るなかれ!
これは地獄のコロナ闘病の幕開けに過ぎなかったのである・・・!
ちょっと寒気・・・から12時間後の急性増悪
勤務中もゾクゾクしたり逆にポカポカしたり。
やっぱ風邪かな~なんて軽く考えながらも帰宅途中で異変は腰に。
ズシ~~~ン・・・!腰が・・・痛い・・・。
車内で「寒い~」「腰いてぇ~」「やべえ~」と独り言を連発しながら、
なんとか5歳娘を保育園へお迎え。
帰宅→ソファーへなだれ込む。
「寒い~~~。これ、絶対熱あるやつ!」
再び体温計オン。
36.6℃。
いや、なんでやねん。
そのまま起き上がれず、まるで溶けた雪だるまのようにソファーの上で過ごし、
30分後、再度検温。
38.5℃。
いやいやいやいや、上り幅ハンパなくね?
近年まれに見るハイスコアな温度に心はポキーンと折れ、母は決断する。
「やることだけやって、あとは夫にすべてを委ねよう・・・」
秒で完成!ミニマム晩ご飯
・マーボー豆腐
・もやしの味噌汁
・スーパーの厚揚げにマヨをオン
(はい、手抜き界の三種の神器です。)
「今日これだけ~?」
5歳娘の無垢なツッコミが胸に突き刺さるも、
「ごめんね~か~ちゃん、ぐあい悪くて」と軽くうっちゃる。
夫が帰宅した瞬間、「よろしく~」とだけ言い残し、布団へダイブ。
(極狭マンションゆえ隔離は無理と判断。)
しかしここからが地獄の始まり。
夜中、39.3℃。
寒気が、頭痛が、関節痛が、止まらない。
これはコロナか?インフルか?
何度も目を覚まし、のどの渇きをお茶で満たせば、胃がビックリするのか即嘔吐。
それを繰り返し繰り返し、朝を迎えた。
発熱外来受診 コロナ陽性
10月7日。
朝。熱はまだ38.5あるものの、昨夜よりはマシ。やや改善傾向か?
「しかし昨日の39.3℃は看過できない」と受診を決断。
この日夜勤の夫に送迎を依頼し、
かかりつけのクリニックの発熱枠で受診。
発熱患者専用の部屋にて、震えながら座る私に看護師さんが一言。
「あら~寒いんだね~~フリース着てるもんね~つらいね~~~」
うん。そう。寒いの。つらいの。
さすがの共感力!プロってこういうことなのね~と感動。
そして検査結果:コロナ陽性。
「チーン」。
でも同時に、原因がわかってちょっと安心。
敵(ウイルス)の正体がわかれば、あとは休むだけ。
やっちまった 保育園のお迎え
職場に週末までお休みをいただく連絡をし、崩れるように布団へ。
夕ご飯は・・・炊き込みご飯と味噌汁だな・・・。ミニマム晩ご飯パート2を考える。
止まらない頭痛、倦怠感、腰痛。
さらにのどの痛みが激化。喉は渇くが、水分を取ると喉に激痛!というこのジレンマ。
16:30 5歳娘の保育園お迎えタイム。
夫には「お迎え行くよ。コロナのかーちゃんが行くのはヤバいんじゃない?」と言われていた。
でも、5歳娘が早々に帰宅して家を破壊する(=姉妹喧嘩)のが怖かった私は、「私が行く~~」とゴネてしまったのだ。
「お迎え…行ってもらうんだった…」と激しく後悔しながらも、だるい体を気力で持ち上げる。
「コロナの私が行っていいのか?でも、夫はすでに出勤。もはや私しかいない。」
保育園に電話で確認すると、案の定。
「お母さん以外、お迎え来れませんか?」
「(やっぱり…!)・・・はい…」
玄関外受け渡しスタイルでなんとか帰宅。
5歳娘、空気を読んでか?いつになく従順に歩いてくれた。
優しいな。けだるさを隠せない未熟な母でごめんよ。
ミニマム晩ご飯 Part2
・レトルトを入れるだけの炊き込みご飯
・玉ねぎとジャガイモの味噌汁
・作り置きのひじき。
少し動いてはしゃがみ、少し動いてはしゃがむを繰りかえしながら完成。
昨夜同様、盛り付け配膳は11歳娘に任して・・・
ソファーになだれ込む。今日あとやることは・・・娘の風呂とハミガキか。
ん?これも11歳娘に任せようかな?
喧嘩しながらも・・・姉妹の協力が光る
11歳の娘に任せるも湯船の中では姉妹バトルの声。
でも今日は、「元気でよろしい」と華麗にスルー。
上がってきた5歳娘をタオルで拭いて水イボ予防保湿クリーム塗って・・・また床に倒れこみ眠りこけてしまう母。
気づけば21:30。ヤバイ!歯磨きして寝なければ・・・!
「○○(5歳)の仕上げ磨き、お願いしていい?」11歳娘にダメ元で聞く。
顔面嫌そうな顔で、「・・・うん」と言う。
その瞬間、奇跡が。
姉の「はい、力抜いて~」に、素直に従う妹。
普段喧嘩ばかりの二人が・・・歯を磨き、磨かれている・・・!
レア光景、写真に撮りたい・・・!しかし、体が動かない。
22時の「音読テロ」
よし寝るか、と思ったら
「かーちゃん、音読~」
は?今?22時ですけど!?
心の中で「勘弁してくれーーーー!!!」と叫びたくても声は出ず。
「はーい。」
目を閉じたまま、遠のく意識の中で聞こえる音読。
もう、漢字が正しく読めてるかすら謎。
寝る前、熱は37.5!おっ!回復の兆しか?
今日は昨日よりよく眠れることを祈りつつ、布団になだれ込む。
こうしてコロナ発症2日目は幕を閉じた。
次回、コロナ発症3日目~へ続く!!!
あとがき
2025.10に発症したコロナ。周りからは「軽症」「微熱」「喉痛いくらい」と聞いていたので、高熱の原因はインフル感染だと思っていました。
しかし、高熱・終わらない倦怠感のパターンもあり!!
本記事は、2025年10月現在のコロナ感染体験をもとにした個人の体験記です。
同じような症状に悩む誰かが、「あ、これ私も!」と安心できたり、共感してもらえたら嬉しいです。
  
  
  
  
    
