夏休みの終わり。
リビングに転がる工作の残骸や、旅先の変なテンションで買ってしまった謎のガラクタを片付けていたら、棚の奥から一冊のノートが出てきた。
——交換日記帳。
小5娘がまだ小2だったころ、私と始めた「母娘交換日記」だ!
…ただし、日付を見ると開始からわずか10日で終了。
「誰だよ、サボったの!」とページをめくったら、犯人は私だった。チーン。
小2の文章に母キュン
読み返してみると、今や思春期に片足を突っ込んでいる娘が、当時はまだ無邪気そのもの。
「きょうのグッドニュース:おかしをたべた」
「きょうのバッドニュース:おかしをたべすぎた」
う~ん!母、胸キュン。
思わず中島みゆきモードで、
「こんな〜時代も〜あ〜ったねと〜♪」と目を細める。

ダメモトで再スタート
ページはまだ余っている。
「またやろうよ〜!」と軽く誘ってみたら、意外にも娘は「いいよ」と即答。
おお、思春期フィルター全開の11歳娘が、まさかの快諾!
再スタートした日記、小2の無邪気さはどう変化するのか!?
結果:あんま変わんねー。
娘の頭ン中、小2レベルをキープ。ある意味、安定感バツグン。
でも、それがなんだか嬉しかった。
現実では親子の小競り合いが増えている今、日記の中では小2のころの素直なやりとりが復活していたのだ。
「うれしかった」「クエスチョン、(回答を)書いてね!」なんて、普段聞けない真っ直ぐな言葉。母、ホッコリ。

おすすめ日記帳
ちなみに私たちが使っているのは、書く内容があらかじめ決まっているタイプ。
- グッドニュース
- バッドニュース
- 今日のBGM
- みんなへのしつもん
- ハマっていること
- ひみつのおはなし
- LOVEコーナー
などなど。
お題があるから「何書こう…」と悩まずサラサラ書ける。
国語がニガテな小5娘も、楽しくペンを走らせている。
親子の会話不足を埋める“交換日記”
親子の交換日記は、「会話の代わりになるコミュニケーションツール」。
思春期の子どもにとって「直接言うのは恥ずかしい」ことでも、文字なら素直に書けたりする。
たとえば・・・
- 日記帳に「ありがとう」や「ごめんね」を残せる
- 親子ゲンカのクールダウンに使える
- 将来読み返すと”親子のタイムカプセル”になる
会話が減ったと感じたときこそ、紙の上で「話せる」のが効果的だ。
忙しい親にとっても、わずか数分「子どもと向き合う時間」を確保できるのは大きなメリット。
さて、我が家の交換日記・第二章。
今度は何日続くのか——。
母の三日坊主グセ克服が最大の試練であるが、いつか娘の日記に、
「好きなひとが、できました」(「耳をすませば」風)なんて、報告が書かれるかも!?
そんな未来を夢みつつ、今日もペンを走らせてみようと思う。
親子交換日記、始めてみませんか?
文章が苦手でも大丈夫。
お題が決まっているタイプの日記帳なら、ほんの数分で「子どもとの時間」を作れます。
まずは1ページからチャレンジしてみてください。
きっと、紙の上でしか聞けない素直な言葉に、心がほっこりするはずです☕