先週、私は声高に叫んだ。
「3種のフルグラを比較した結果、『フルグラ糖質オフ』こそが至高である!」と。
白状しよう。
あの記事を書きながら、私の心は揺れていた。
なぜなら、私の毎朝のリアルな朝食は、キラキラしたフルグラではない。
「自家製プレーンヨーグルト+オートミール」という、見た目は鳥の餌、味は修行僧の食事のような代物だったからだ。
なぜそんな苦行を続けていたのか?
それはひとえに、
「オートミールこそが最強の健康食であり、チャラチャラしたフルグラなんぞより安くて栄養満点に決まっている」という、根拠のない思い込みによるものであった。
しかし、だ。
先週のブログのために重い腰を上げ、フルグラ糖質オフの栄養成分表示を真面目に検証した瞬間、私の信仰は音を立てて崩れ去った。
「えっ……これ、オートミールより優秀じゃない?」
まさか。そんなはずはない。
私の長年の修行(オートミール生活)を否定しないでくれ・・・!
震える手で電卓を叩き、栄養成分表示を並べた結果がこれである。
衝撃の比較データ:オートミールvsフルグラ糖質オフ
まずは、冷静に数値を並べてみよう。
比較対象は、私が愛用していた最安のオートミール(ケロッグ:1食分30g)と、「フルグラ糖質オフ」(カルビー:1食分50g)。
(※1食分の推奨量が違うので、そこはフェアにメーカー推奨値で比較する)
| 項目 | オートミール (1食分30g) | フルグラ糖質オフ (1食分50g) | 勝者 |
| エネルギー | 117 kcal | 238 kcal | オートミール(低カロリー) |
| たんぱく質 | 4.1 g | 9.3 g | フルグラ糖質オフ(圧勝!) |
| 脂質 | 2.8 g | 12.7 g | オートミール(低脂質) |
| 糖質 | 17.5 g | 18.2 g | ほぼ互角! |
| 食物繊維 | 3.0 g | 6.9 g | フルグラ糖質オフ(倍以上!) |
| 食塩相当量 | 0 g | 0.2 g | オートミール |
| カルシウム | 記載なし | 120 mg | |
| 鉄 | 1.1 mg | 5.0 mg | フルグラ糖質オフ(約5倍!) |
| 各種ビタミン | ほぼ記載なし | めちゃくちゃ入ってる |
なんということだ。
私が健康のためにと、我慢してモソモソと噛み締めていたオートミール。
そのアイデンティティであったはずの「食物繊維」すら、フルグラ糖質オフ様(いきなり様付けである)の足元にも及ばないではないか。ダブルスコアである。
さらに、ダイエッターが血眼になって探す「たんぱく質」も倍以上。
女性に嬉しい「鉄分」に至っては、約5倍の差をつけられている。
そして極めつけは、オートミールのパッケージには「記載なし」と冷たくあしらわれているビタミン群(A, D, B1, ナイアシン, B6, B12, 葉酸, パントテン酸…って呪文か!)が、フルグラ糖質オフにはこれでもかと添加されている点だ。
オートミール、完全敗北である。
私のオートミール信仰は、ここに完全についえた。
味の比較:修行から娯楽へ
データで殴られた後は、味の話をしよう。
正直に言おう。
私が毎朝食べていた「自家製プレーンヨーグルト+オートミール」。
目的は100%「健康維持」であり、そこに「美味しさ」という概念は1ミリも存在しなかった。
あまりに無味(というか、酸味とモソモソ感のバランスが絶妙に不味い)のため、オリゴ糖とたっぷりかけていたほど。糖質オフどころか糖質オン。
毎朝、鏡の前で髪をひっつめにし、気合を入れてスプーンを口に運ぶ。
「これは食物繊維とタンパク質と乳酸菌の塊である。これさえ胃袋にぶち込んでおけば、体は喜ぶはず。」
そう自分に言い聞かせる儀式であった。
そこへ現れた、フルグラ糖質オフ。
ザクザクとした食感。香ばしい大豆の風味。時折訪れるベリーの甘酸っぱい奇跡。
美味い。普通に美味い。
オートミールよりも栄養価が高く、さらに格段においしいだと?
こんなチートアイテムが存在していいのだろうか。
これはもう、乗り換える以外の選択肢が見当たらない。
家族の反応と、新たな懸念
この衝撃の事実を、早速家族にも報告してみた。
まずは、もともと糖質オフ購入を提案してきた夫。
自分の手柄と言わんばかりに鼻息荒く高評価。
「これは、だれが提案したやつだったっけ??
「ほぅ。栄養価、オートミールよりも高いの?こんなに美味しくて??」
「え?これ、誰にオススメされたの??こんないい商品あるの??」(しつこい)
と、おやつ代わりにボリボリと袋から直食いしはじめる。
待て、それは違う。それは太るやつだ。
次に、メガネ姉妹(11歳長女&5歳次女)。
私がフルグラ糖質オフを食べているのを見て、次女がボソッと言った。
「かーちゃん、いつもは砂みたいなやつ、やめたの?」
子供は残酷である。砂ではない、オートミールだ。
ともあれ、在庫のオートミール(砂)が尽きたら、私の朝ご飯は晴れて「美味しいフルグラ糖質オフwithヨーグルト」へと昇格することが決定した。
「栄養摂取の義務感」から解放され、「栄養と美味しさの二重取り」という桃源郷へ。
嗚呼!!!素晴らしい朝が私を待っている。
浮かれる前に知っておきたい「糖質オフの罠」
さて、ここまでフルグラ糖質オフを絶賛して回し者のように思われるかもしれないが(残念ながらカルビーから一銭ももらっていない)、盲信は禁物である。
購入する前に、以下の3つの残酷な真実だけは覚悟していただきたい。
1. 脂質という名の「隠れた刺客」
成分表をもう一度見てほしい。
脂質がバカ高い(1食あたり12.7g)。 オートミールの約4.5倍である。
これは、美味しさと引き換えに召喚された、大豆やナッツ(アーモンド)による代償だ。
ナッツの脂質は良質な脂質。
しかし脂質は1gあたり9kcal。
炭水化物やタンパク質の1gあたり4kcalと比較しても、圧倒的にカロリーリッチなのだ。
「糖質オフだからいくら食べても大丈夫♪」
などと浮かれて深夜にボウル一杯貪れば、あっという間にカロリーオーバー。
我が夫のように、おやつ代わりにボリボリ食べるのは禁物である。
2. コスパという名の「主婦の壁」
美味しさと栄養で圧勝したとしても、レジの前では別の戦いが待っている。
1食あたりの価格をざっくり計算してみよう。(※執筆時のAmazon価格を参考)
- オートミール(1食30g):約34円
- フルグラ糖質オフ(1食50g):約65円
その差、約2倍。
財布へのダメージも倍増である。
「タンパク質1gあたりの単価」などと意識高い計算をすれば合理的かもしれないが、レジで支払う実額が高い事実に変わりはない。
「とにかく安く腹を満たしたい、味は二の次だ」という修行僧タイプの人は、引き続きオートミールか、前回紹介した普通の「マイグラ」を選ぶのが賢明だろう。
浮いた差額で卵を1パック買ったほうが、家計と筋肉には優しいという現実も忘れてはならない。
3. 「甘み」への過度な期待は捨てるべし
最後に、「糖質オフ」の味について。
これは確かに美味いが、あくまで「甘くないグラノーラ界の中で美味い」という話である。
普通の赤いフルグラの、あの脳がとろけるような甘さを期待してはいけない。
甘党がこれをそのまま食べると、「……あれ? 味付け忘れた?」と虚無感に襲われる可能性がある。
最初はプレーンヨーグルトではなく、ほんのり甘い低糖質ミルクや調整豆乳からデビューすることをおすすめする。
現に、糖質オフwith無糖ヨーグルトに、結局オリゴ糖をちょこっとかけてしまった私が言うのだから間違いない。本末転倒である。
まとめ:さらばオートミール、ようこそフルグラ糖質オフ
結論として、フルグラ糖質オフは優秀だ。
「健康に良いものはマズイ」という私の固定観念を、そのザクザク感とともに粉砕してくれた。
- 毎朝の食事を「エサ」から「楽しみ」に変えたいとき。
- 手軽にタンパク質と鉄分、ビタミンを補給したいとき。
フルグラ糖質オフ、おススメである。
私はもう、戻れない。
