いきなり始めたこのシリーズ。
なぜかというと……毎日毎日、姉妹の喧嘩を目の当たりにしているからです。
母はイライラ爆発
→ 2人を怒鳴り散らす
→ 汗だくだく(いや、これ更年期か!?)
→ エアコン温度を下げて余計な電気代発生💴
……はい、完全に負のスパイラル。
そこで思いつきました。
夏休みのアサガオ観察日記よろしく、「姉妹観察日記」をつけてみようと。
本日の観察テーマ:お風呂での陣地争い
「本日の」なんて書きましたが、お風呂ではほぼ毎日バトルです。
原因はただひとつ。
お湯の吹き出し口の位置。
2人ともそこを嫌がり、片側に固まろうとするのです。
11歳姉:「ここは私の場所!先に座ったから!」
5歳妹:「私!!!私の方が先!!」
両者譲らず、陣取り合戦スタート。
11歳 vs 5歳:口撃と物理攻撃
11歳娘、妹に容赦なし。
「近づかないで!汗臭い!水イボ気持ち悪い!あっち行け!」
総口撃をブチかまします。
母、心の中で(なんでそんな嫌なセリフ言うの…!?)と怒り心頭。
しかし怒鳴りたい気持ちをグっとこらえ、深呼吸。天を仰いでひらめきました。
「そうだ、夫に丸投げして逃げよう」←何の解決にもなっていない
母、そそくさと風呂の外へ退場。
しかし戦いは続きます。
戦場は湯舟から洗い場へ。
5歳妹、半べそで応戦するも、口では勝てず、ついに手が出ました。
グーパンチ連打。姉のお腹をボコボコに。
「痛っ!殴った!!」と姉の声。
事態は険悪化。ここで夫が仲裁に・・・入るかと思いきや、
洗い終わった2人をまとめて風呂の外に出してきたのです!
母のひらめきプラン——夫に丸投げ大作戦。
しかし返ってきたのは、状態悪化後の丸投げ返し。
ムスっとした11歳娘、泣きじゃくる5歳娘を前に、
途方に暮れる母なのでした。
姉の表情にドキリ
お腹を殴打された11歳娘は、「殴られた。痛い・・・」と静かに訴える。
一方の5歳娘は、濡れた体を涙でさらにビチョビチョにして、大声で泣き続けます。
私は・・・いつもそうするように泣き続ける妹の方を抱きしめました。
ーーーその瞬間、姉の顔が目に入りました。
とても寂しそうな顔。
「どうせ妹が優先なんでしょ」
そう言いたげな、諦めのような表情。
母の胸に突き刺さったのでした。
妹の「ごべんで」
妹を手早く拭き終え、姉のもとへ。
「まだ痛い?」とお腹をなでると、姉は少し照れたように「うん」とうなずきました。
その顔はーーーまるで母を待っていたかのよう。
私の胸は、またギュッと締め付けられます。
その様子を見ていた5歳娘。
泣きながら近づいてきて、
「ごべんで!(ごめんね!)」
と、殴ったことを自分から謝ったのです。
姉を気づかう母の姿を見て、
妹なりに何かを感じ取ったのかもしれません。
観察からの気づき
- 妹 → アピール上手。大げさに泣いて親の愛を総取りしようとする。
- 姉 → 甘え下手。そんな妹にイライラし、ついキツイ言葉を吐いてしまう。
なるほど。これが毎日の構図。
だからこそ親は、
「泣いた方を優先」でもなく、「強い方を叱る」でもなく、
冷静に観察して、それぞれに「あなたが大切だよ」というサインを送ることが必要だと感じました。
……とはいえ、明日もまた観察日記が増える気しかしませんが(苦笑)。
本日のまとめ
姉妹喧嘩は家族全員ストレス満点。
でも観察してみると、それぞれの個性や心の動きが見えてきます。
「子育ては毎日が戦国時代」
けれど記録して笑いと涙に変えれば、
イライラもほんの少しは和らぐはず。
さて、明日はどんなバトルが繰り広げられるのか。
観察眼を肥やしつつ、冷静に見守っていこうと思います。
次回の観察日記も、お楽しみに!?