2025年4月。
11歳娘の通信教育をZ会からコナンゼミに乗り換えた。
理由は単純明快。
「コナンにドはまりしているから」である。
朝も夜もコナン。普段無口なのに、いきなりしゃべり出したかと思ったら内容はコナン。
母(私)は蚊帳の外でポカーン。
夫だけがストーリーを理解して会話を楽しんでいる。(母、ジェラシー)
そんな姿を見て、私は思った。
「これは・・・勉強もコナンで釣れるのでは!?」
ーーーしかし、その目論見は、あっさりと破れ去った。チーン。
コナンゼミを退会した理由① 問題量が多すぎて逆効果
親としては「高いお金払うんだから問題が多いほどコスパ良し!」と思った。
しかし娘にとっては、やってもやっても終わらない地獄。
本来あるべき姿は
「考える → 解く → 丸つけ → わからなかった問題をもう一度」
という美しいPDCAサイクル。
現実はこうだ。
「とにかく解く → 丸つけ → わからなかった問題はスルー → チーン」
ただただ鉛筆を走らせる手が疲れる状態に。
勉強習慣がある子には心地よいボリュームだろう。
が、我が家の娘には「久々にコナン開いたら終わりが見えない」というヤル気消失スイッチが発動。チーン。
一方、Z会は週1〜2日がんばれば月末には終わる量。
「月内にタスク完了」という達成感が、親子の精神衛生に効いたのである。
コナンゼミを退会した理由② ご褒美(ニンジン)が少ない
Z会には毎月提出する「てんさく問題」があり、
提出するとポイントが貯まり、アマゾンギフト券や図書カードと交換できる。
子どもにとって、これは毎月の強力な「ニンジン」である。
一方、コナンゼミは提出課題が年2回のみ。
コナンオリジナルクリアファイルなど豪華なおまけはあるものの、半年に1回は物足りない。
娘は提出課題のある8月、教材到着直後に提出課題だけやる暴挙に出た。
やはり「ニンジン」効果は絶大である。
Z会やめてみて初めてわかった。
毎月の小さな「ニンジン」が子どものモチベーションにめちゃくちゃ効くことを。
コナンゼミを退会した理由③ 解答・解説が難解
丸つけは母(私)の担当。
娘の自主性を重んじて任せたこともあったが、なんと「答えを写して理解している」気になっていた!
仕方なく私が丸つけ係に復帰。
だが、小5ともなると親も「意味わからん」問題が登場。
解答をチラ見するが、コナンの解答は2色刷りで文章多め、読むだけで疲れる。
一方、Z会はカラーで図解豊富。
国語力に難ありでもビジュアルで理解しやすい。
「いずれ娘に丸つけを任せたい」と思ったとき、
解説のわかりやすさは大きなポイントなのだ。
Z会とコナンゼミの比較表(個人の感想です)
項目 | Z会 | コナンゼミ |
---|---|---|
学習量 | 週1〜2日で月末に完了可能 | 問題数多く、やっても終わらない感あり |
提出課題(ご褒美) | 毎月「てんさく問題」あり 提出でポイント→ギフト券に交換可能 | 半年に1回の提出課題。 ご褒美はコナングッズなど豪華 |
解説 | カラー+図解多めで理解しやすい | 2色刷り+文章多め。読解力必要 |
向いている子 | ・勉強習慣がまだ弱い ・ご褒美に弱い ・ビジュアル理解タイプ | ・勉強習慣がある ・量をこなすのが得意 ・文章を読み込めるタイプ |
まとめ:Z会に戻った理由とナゾトキコース継続
コナンゼミはガッツリ勉強したい子にはおすすめ!
あのボリュームを毎月こなせたら、達成感と自信がもれなくゲットできるはず。
だが我が子のように、
- 勉強習慣がまだない
- ニンジンに釣られやすい
- ビジュアルで理解したい
そんなタイプには、やはりZ会がピッタリだった。
娘はZ会に出戻りしたが、コナンゼミのナゾトキコースだけは強い希望で継続。
遊び感覚で取り組める上、娘の「コナン愛」を健全に昇華させる逸品!
我が家の結論:
勉強はZ会、遊び感覚の学びはナゾトキコースで楽しむ。
親も子も「これならまあ納得」と小さくうなずく日々である。