フルグラを愛している。
特にプレーンヨーグルトと一緒に食べる、あの酸味と甘みの絶妙なハーモニー。
ザクザクと噛み締めるたびに、「私は今~、ちゃんと栄養取ってる~!」という根拠のない自信が湧いてくる。
幸福感とともに自己肯定感まで爆上げしてくれる、それがフルグラwithプレーンヨーグルト。
この信仰へは、気づけば40歳を目前にした夫も入信。
夕食後、必ずと言っていいほど甘いものを欲しがる「糖質中毒」の夫。
「どうせ食べるなら、少しでもマシなものを……」と私がフルグラを勧めたのが運の尽き(あるいは幸い)であった。
夫は今や、「夕食の〆(しめ)はフルグラwith牛乳」という鋼のルーティンを確立。
最近では少しでもカロリーを控えようと、牛乳を豆乳にチェンジするという姑息な(失敬、殊勝な)努力も見せている。
さらに、この波は娘たち(11歳・5歳)にも伝播。
「ザラザラザラ~ッ!」
夫がフルグラを容器に入れる音が響くと、「私も!」「私も!」と、娘たちがハイエナのごとく群がる。
・・・スナック菓子よりはマシ。
普段、娘たちの間食に目くじらを立てる私だが、夜な夜な開催される「フルグラ・パーティー」には目をつむるのであった。
「糖質オフ」への不信感と、スーパーでの衝撃
そんなフルグラ信者の我が家だが、唯一距離を置いていた存在があった。
「フルグラ 糖質オフ(通称:白)」である。
理由はただ一つ。値段が高いのだ。
コストコ価格で比べてみる。
フルグラ(赤):108円/100g
フルグラ糖質オフ(白):135円/100g
「糖質を減らしただけで、なぜ価格が跳ね上がるのか? 砂糖を抜いたのなら、むしろ安くすべきではないか?」
ケチな主婦である私は、その価格設定を「健康意識高い系への付加価値、という名の搾取」だと決めつけていた。
だがある日、スーパーの棚の前。
最近、ボディ(腹部)の肥大が止まらない夫が、救いを求めるような目で白バッグを指差した。
「糖質オフ、試してみない……?」
私は内心、「甘みが減っているだけで、どうせ中身は一緒でしょ」と毒づきながら、冷やかし半分で側面の「栄養成分表示」と「原材料名」を覗き込んだ。
……そこで、私は己の無知を恥じることになる。
「糖質オフ」ではなく「タンパクリッチ」という衝撃

「お前……糖質オフなんて控えめに名乗っているが、実態は『プロテイン爆弾』じゃないか!」
衝撃だった。
単に砂糖を減らしたのではない。
設計思想そのものが「別物」なのだ。
まず、原材料名の筆頭(最も多く含まれる成分)を見てほしい。
通常のフルグラ(赤)は「オーツ麦」だが、(白)は「大豆たんぱく」なのだフルグラの「グラ(穀物)」のアイデンティティである「麦」を差し置いて、大豆タンパクを主軸に置くという英断。
数字で見ると、その差はさらにエグい。
- 通常のフルグラ: タンパク質 3.6g / 50g
- 糖質オフ(白): タンパク質 9.3g / 50g
驚異の約2.5倍。
もはやこれは「フルグラ・タンパクリッチ」と改名すべきスペックだ。
価格が高いことには、「中身の栄養素の充実」という確固たる裏付けがあったのだ。
うむ。異論はない。「買い」である。
「マイグラ」という名の、「平和維持軍」
その横で、私はもう一つの救世主を見つけた。「マイグラ」だ。
肩書きは「ドライフルーツなしのグラノーラ」。
我が家の11歳長女は、フルグラのフルーツ部分を忌み嫌っている。
ゆえに毎晩、自分の皿からドライフルーツを、5歳次女の皿へポイポイと投げ入れるのだ。
→ 次女、飛来するレーズンにキレる。
→ 喧嘩を仲裁しつつ、余ったドライフルーツを夫が回収して食べる。
→ 結果、夫の腹だけがさらに肥えていく。
この負の連鎖を断ち切るのが「マイグラ」である。
フルーツ抜きのマイグラこそが、我が家の夜の空中戦を終わらせ、夫のメタボ化を阻止する「平和維持軍」になるのでは?
実食!甘党の夫、「糖質オフ」に満足できるのか?
さて、問題は味だ。
夕食の〆に「甘さと満足感」を求める夫にとって、糖質オフは物足りないのではないか?
結論、大満足であった。

① 糖質オフ(白):アーモンドの香り際立つ「ザクザク感」
- 食感: 通常のフルグラ(赤)より「ザクザク感」が段違い。
- 味: アーモンドの香ばしさがガツンと来る。あの「甘いグミみたいなやつ(乾燥パパイヤ)」が入っていないから、後味サッパリ。
- 総評: 糖質をオフしたことで生まれる「物足りなさ」を、大豆やナッツの「噛み応え」と「コク」が見事にカバーしている。
ただし!プレーンヨーグルトに入れるとヨーグルトの酸味が勝ち、思わずはちみつをかけたくなる衝動に・・・
② マイグラ(橙):引き算の美学が生んだ「土台」
- 食感: 白と同様、サッパリ系。だが、白よりはしっかり「甘い」。
- 味: プレーンヨーグルトに入れても、これ単体で十分な甘味料として機能する。
- 結論: フルーツのねっとりした甘さが苦手な人や、カボチャの種を嫌がる等、偏食気味の子供がいる家庭には、これこそが「完成形」である。
栄養成分・原材料 比較表:数字は嘘をつかない
納得の味が得られたところで、栄養成分・原材料をさらに深掘りしてみよう。
※1食分(50g)あたりの数値
| 項目 | フルグラ(赤) | 糖質オフ(白) | マイグラ(橙) |
| エネルギー | 222 kcal | 238 kcal | 224 kcal |
| タンパク質 | 3.6 g | 9.3 g | 3.7 g |
| 脂質 | 8.0 g | 12.7 g | 8.5 g |
| 糖質 | 31.6 g | 18.2 g | 30.7 g |
| 食物繊維 | 4.5 g | 6.9 g | 5.0 g |
| 主な原材料 | オーツ麦、ライ麦、砂糖、、ココナッツ、 | 大豆たんぱく(国内製造)、オーツ麦、ココナッツ、クルミ、アーモンド | オーツ麦、ライ麦、砂糖、ココナッツ、米粉、玄米粉 |
| フルーツ | 乾燥果実(パパイヤ・レーズン・りんご・いちご) | 乾燥果実(レーズン・りんご) | なし |
「糖質オフ」は実質「大豆プロテイン・グラノーラ」である
前述の通り、「糖質オフ」は、穀物(糖質)の代わりに大豆(タンパク質)をメインに据えている。
これは「糖質オフ」という消極的な理由だけでなく、「プロテインを1食で9g以上摂れる」という強力なメリットがある。牛乳200ml(タンパク質約6.8g、無調整豆乳もほぼ同じ)をかければ、合計16.1g。
これは一般的なプロテインバー1本分を凌駕する数値だ。
さらに注目すべきはカルシウム。赤・橙と比べて約10倍入っている。
マイグラは「カスタマイズ特化型」の完成形
違いは「フルーツの不在」のみ。成分は通常のフルグラとほぼ同等!
フルーツを抜くことでコストを下げ(お手頃価格)、かつ「フルーツの食感や味が苦手」という層のニーズを完璧に満たしている。
注目すべきは「ビタミン・鉄」の量:ほとんど同じ!

「フルーツがないマイグラは、ビタミン類が足りないのでは?」というイメージ、ないだろうか?
その心配は、完全に無用であった。
3種類の裏面を穴が開くほど見つめて気づいた。
ビタミン類・鉄の数値、ほぼ同じである。
なぜか?
後から添加して調整してくれているから!(原材料に各種ビタミン、クエン酸鉄の記載あり)
メーカーの「具材が何であれ、栄養素は絶対につめこむ!」という鉄の意志を感じざるを得ない。
結局、どれを買うべきか?判定リスト
| 項目 | フルグラ(赤) | 糖質オフ(白) | マイグラ(橙) |
| タンパク質 | 並 | 最強 | 並 |
| ザクザク度 | ★★☆ | ★★★ | ★★☆ |
| 甘さ | ★★★ | ★☆☆ | ★★☆ |
| 向いている人 | 全人類 | ダイエッター・筋肉勢 | コスパ重視 ドライフルーツ苦手 |
結論:カルビーさん、今すぐ改名しませんか?
今回、3種を比較して分かった。
メーカーは明確に「役割」を分けているのだ。
- 白(糖質オフ): 筋肉と骨を愛するストイックな大人のための「タンパクリッチ」。
- 橙(マイグラ): 物価高騰対策とドライフルーツ苦手勢特化型という選択と集中
- 赤(通常): 王道の甘みで君臨する「不動のキング」。
私は声を大にして言いたい。
「フルグラ 糖質オフ」よ、今すぐ「フルグラ タンパクリッチ」に改名してくれ。
そうすれば、私のような「値段が高い」と食わず嫌いしていた層が、もっと早く貴方の真の価値に気づけたはずなのだから。
まとめ
ザラザラザラ〜~~。
今夜も夫が嬉しそうに、豆乳を注ぐ。
「今俺は、〆に甘いものを食べているが、同時にタンパク質を16g(豆乳込)摂取している」
という免罪符が、彼の罪悪感を消し去り、心も体も大満足で一日を終える。
隣では「マイグラ」を貪る娘たち。
大好きな「甘いもの」を母にキレられず食べられる安心感。
こちらも満足げである。
フルグラ「糖質オフ」および「マイグラ」。
ぜひ試していただきたい!
