最近、家に帰るとなんだか部屋が油臭い。
昨日、天ぷらや唐揚げを大量生産したわけでもないのに、なぜだ。
・・・いや、わかっている。
原因がキッチンの換気扇であろうことは。
だって2022年に引っ越してこの方、一度もお掃除したことないんだもの。
休日、重い腰を上げ、換気扇を大掃除した。
油まみれのフィルターとシロッコファンを取り外し、キッチンマジックリン(ハンディスプレー、コレ、ホントしつこい油汚れをスルっとおとしてくれる)1本を丸々かけまくって放置。
浮き出た茶色い泡を、さらにスポンジで親の仇のようにゴシゴシとこすりまくった。
👇こびりついた油汚れには重曹よりもコレ!!
結果、やりすぎて塗装まで見事に剥げた。(後から知ったのだが、強力なアルカリ性洗剤を長時間放置して強く擦ると塗装が剥がれるらしい。皆さんは絶対に真似しないでほしい!)
「よし、これで我が家の空気はアルプスの高原並みに澄み渡るはず!」
ヨ〜ロロ〜イヨホッホ〜♪(脳内に流れるハイジのテーマ)
……しかし。 翌日帰宅しても、やっぱり部屋が油臭いのである。
なぜだ。なぜなんだ。 おしーえてーおじいーさんっ♪(しつこいですか? すみません)
部屋の中をぐるぐると見回し、そして、ふと見上げた先に、真犯人はいた。
そう、エアコンである。
ダイキンお掃除機能付きエアコン(AN564AAP-W)
2025年4月に我が家へ迎え入れた、ダイキン製のハイスペックエアコン。
お値段、33万円也。
こんな高額商品を一括で買ったことなんてない。
クレジットカードで意気揚々と決済し、ガッツリポイントを頂こうと企んだら、見事にセキュリティロックに弾かれて店頭で冷や汗をかいた、という苦い思い出が詰まった代物だ。
なぜ、そこまで奮発したのか?
- 圧倒的な省エネ性:電気代高騰の時代、少しでもランニングコストを抑えたい。
- 強靭な耐久性:室外機の「スイングコンプレッサー」の高効率・高耐久というダイキン独自の技術力に惚れた。
さらに、購入時に家電量販店のやり手販売員(おばちゃん)が誇らしげに放ったこの一言。
「フィルター掃除? 要らないよ!!! 自動お掃除機能がついてるからね!」
マジ!?フィルター掃除、要らないの??
私はその言葉を、完全に鵜呑みにした。
取扱説明書なんて、封すら開けていない。
そう、私はこの1年半、ただの1回もフィルター掃除をしていなかったのだ。
1年半放置された自動お掃除フィルターの末路
「そういえば、このフィルターって今、どうなっているのだろう……?」
『自動お掃除機能』があるとは言っても、お掃除されたホコリたちはいずこへ?
恐る恐る、踏み台に乗ってエアコンの前面パネルを開けてみる。
そこには・・・想像を絶するほどのホコリがうごめいていた。
いや、正確に言おう。
自動お掃除機能が毎日「ウィーン、ウィーン」と健気に働いてくれていたおかげで、フィルターの網目自体にホコリはそう多くはたまっていない。
だが、おそうじブラシを通過したあとの「軌跡」がクッキリと残っているのだ。
(つまり、おそうじブラシで取り切れていないよごれの跡がある)


その軌跡つきのフィルターに指で触れてみると・・・
「……ねちょっ」
こ、これは……! 先日格闘した換気扇フィルターと全く同じ感触。間違いない、油だ。
さらに震える手でダストボックス(かき集められたホコリを溜める箱)を外してみる。
お掃除機能のローラーブラシもねちょねちょ。
そして、肝心のダストボックスの中身は……限界寸前の満杯状態。

この黒いよごれがねちょねちょで水洗いだけでは取れなかった


と思うと恐ろしい
見たこともない地獄絵図が、そこには広がっていたのである。
トリセツによると、「水洗いOK、汚れがひどい時には液体中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗う」とあったので、台所洗剤の「キュキュット」で洗う。

LDKの罠。高性能エアコンゆえの落とし穴
我が家は、キッチンとリビングがひと続きになった同一空間(LDK)だ。
たとえ普段はホットクックやヘルシオで油の飛散を控えていても、たまにキッチンで揚げ物をすれば、換気扇で吸い取り切れなかった油煙はリビングへ流れ込む。
リビングでたこ焼きパーティーなんてしようものなら、浮遊した油はダイレクトにエアコンへと吸い込まれていく。
慌てて封を切った取扱説明書を引っ張り出して確認すると、「1年に1度お手入れしてください」と書いてあるではないか。
いやいやいや! 油が舞うLDK環境で「1年に1回」なんて、到底足りるわけがない!
と思ったら、
「油汚れやタバコのヤニなどがエアフィルターに固着している場合など、汚れが気になるときにはお手入れしてください」
と小さく書いてあった。もっとアピールしてくれよ~~!!ダイキンさんよ~~~!!!
そして、このダイキンくんのフィルター。
別の部屋にある、いにしえのエアコン(ナショナル製)と比較すると、目が恐ろしく細かいのだ。
ゆえに、エアコン内部へは極めて綺麗な空気が流れているのだろう。最新エアコンの技術力は本当に素晴らしい。

しかし! 目が細かいゆえに、油を含んだホコリがフィルター表面でガッチリとキャッチされ、結果としてその「ねちょねちょの油」を通った風が、部屋中に撒き散らされていたのではないだろうか?(かあ推論)
そりゃあ、部屋中が油臭くなるわけだ。
【まとめ】お掃除機能を過信することなかれ!フィルターチェックをわすれずに!
一瞬、あのジョーシンのやり手販売員のおばちゃんを恨みそうになったが、悪いのは取扱説明書を読まず、思考停止していた私である。
これから「自動お掃除機能付きエアコン」を買う人、あるいはすでに持っている人に、声を大にして言いたい。
「自動お掃除を過信することなかれ!」
「ワンシーズンに1回は前面パネルを開けて、フィルターとダストボックスをチェックせよ!」
お掃除機能はあくまで「ホコリをかき集める」だけであり、油汚れまでは分解してくれない。そして集めたゴミを捨てるのは、結局人間の仕事なのだ。
さあ、今すぐあなたの家のエアコンの前面パネルを開けてみてほしい。
猛暑をフルスロットルで稼働し続けたフィルターをお手入れしてあげてほしい。
そしてそこが「ねちょねちょ地獄」になっていないことを、心から祈っている。
👇2026年モデルが出ていた!

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