北陸にも、ようやく春の訪れの気配。
やっと寒い冬からの解放、灰色の空と雪かきの日々からの解放である。バンザイ!
……しかし!今年は、ある「革命」が起きた冬であった。
それは、はじめて子連れでウィンタースポーツに挑戦したこと!
今まで「寒い」「準備が面倒」「そして寒い」と敬遠していた私。
だが、子連れで挑んでみると……
「何で今まで、敬遠していたのだろう?」
と、後悔するほど楽しかった。
子供の成長という名の最強のエンターテインメントがそこにはあったのだ。
今回は、我が家が目覚めた2つのウィンタースポーツ(スキーとアイススケート)の奮闘記を紹介したいと思う。
1. スキー:超初心者コースの愉しさよ
私は新潟生まれ、現在も石川に住んでいる。
つまり、人生のほとんどを「雪国」で過ごしている。
ゆえに、スキー場は、身近に存在していた。
しかし、私は寒いのが死ぬほど嫌いである。 さらに、運動神経も皆無である。
かつて大学の研究室旅行や職場の旅行で2、3回行ったことはある。
案の定、斜面に立つことすらままならないのに、先輩たちに連れられ死ぬ思いでリフトに乗り、
「生まれたての小鹿」スタイルで滑る→スピードが出ると恐ろしくなり転ぶ→滑るを繰り返す。
そして、「二度と行かない」と心に誓ったのだった。
だが、子供と行ってみると、これが驚くほど楽しいのだ。
何が楽しいかって?
それはもう、我が子の滑りがどんどん上達していく姿を見ること。
つまりは「親バカ」なのであるが、その成長が嬉しく、
かじかむ手で、スマホを構え、写真とビデオを撮りまくるという、
「雪山のパパラッチ」と化した。
スキーは「丸腰」で突撃可能!
スキーというと、スキー板やブーツなど道具の準備が大変で、ハードルが高く感じるかもしれない。
だが、ほぼ丸腰(手ぶら)で行ってみても、意外と大丈夫であった。
ここで学んだ、超初心者子連れスキーの心得を示す。
①装備品:レンタルをフル活用せよ
スキーウエアと帽子、手袋さえ持っていけば、あとはどうにかなる。
スキー板、スキー靴、ストックのセットはもちろん、なんならウエアまでレンタル可能な場所もある。 さらに、ソリもレンタル可能だ。
子供の成長は早い。
来年にはサイズアウトする高い道具を買うより、レンタルという「大人な解決策」を強くお勧めする。
②超初心者用のコースはリフトなしで自力で登る
過去の私のスキーの記憶といえば、リフトの恐怖がついて回った。
あの、一人で宙に浮く心細さ。
スキー板を装着したおぼつかない足で、つるつると滑る雪道へ着地する恐怖。
これを娘たちがマスターできるのだろうか?
結論:それは、とんだ杞憂であった。
超初心者用のコースは、リフトなし。
自力でスキーを担いで歩いて登り、緩~い坂を降りるというシステム。 (※なかには動く歩道(スノーエスカレーター)がある親切なスキー場もあるが、今回はなかった。)
ゆるい坂ゆえそれほどスピードも出ず、転んでも大丈夫。
リフトの恐怖に比べたら、スキーを担いで坂を登るくらい、なんのその!
へばる娘たちのスキーを担いで雪山を登る。(ほとんど夫が担ぐ)
滑り降りる娘たちを、動画撮影しながら、私も一緒に(なぜか徒歩で)追う。
晴れた日には、汗をかくほどの運動量となった。
③4~5回練習すると、子供は「スルスル」滑れるように
数回滑り降りると、コツをつかむのか? 子供たちはスルスルと滑れるようになっていた。 (もちろん個人差はあるのだろうが。)
しまいには「リフト乗りたい!」と言うまでに。 私には、まだリフトの恐怖が残っているというのに、子供の順応性は恐怖すら超越する。
残念ながら、この日は2月末の晴れた日だったので、雪崩の恐れありリフトは運行中止。 私のリフトデビュー(再)は、来年のお楽しみとなった。 (正直、ホッとしたのは内緒である。)


2. アイススケート:リンクの上のメダリスト?観覧席の地獄
冬季オリンピックのフィギュアスケートに、大興奮した我が家。
さらに、アニメ「メダリスト」にもドはまりし、スケート熱は爆上がり。
しかし、スケートリンクなんて、そう簡単にはないと思い込んでいた。
調べてみると…… なんと、石川県に1箇所(期間限定だが)、さらに私の実家がある新潟にも常設のリンクがあったのである!
灯台下暗し。
スケートなんて、子供の頃に一度行ったきりで、それ以来経験はない。
氷の上であんなに不安定な靴を履いて、果たして動けるのか?
子供たちはケガせず滑れるのか?
上手に滑れなくて、すぐ「帰る」とかと言うのでは?
結論:それも、とんだ杞憂であった。
最初は手すりをつたいながら、恐る恐る歩いていた子供たちが、ほんの数十分で手すりから手を離し、一人でスイスイと滑り出したのだ。
子供のバランス感覚、恐るべし。
何回転んでもそのたびに起き上がり、水分補給の休憩もそこそこに再びリンクに戻って夢中で滑る。
寒いリンクの中、彼女たちは汗をかくほどの勢いであった。
気分はメダリストなのだろうか?
11歳娘「ジャンプしてみた!!」と鼻息荒く報告。
「1cmくらい飛べた!!!」
お・・・おう!よくがんばった。





新潟市「三菱ガス化学アイスアリーナ」のレポート
3月の三連休、実家への帰省ついでに、新潟市のスケートリンク(三菱ガス化学アイスアリーナ)を使ってみた感想を以下に示します。
①服装:手袋は必須、脱ぎ着しやすさが鍵
手袋は必須である。ないと入場できない。(※現地で販売もされていたが、忘れると勿体ない。)
リンク内は寒いので、温かく、転んでもいい服がよい。
スキーウエアの人もいた。なるほど!それなら防水だしいいな!と羨ましかった。 ただし、滑っているうちにものすごく暑くなるので、脱ぎ着しやすい服が最適である。
②レンタル品:ヘルメット・プロテクターは無料で安心
スケート靴の貸し出しは有料。
ヘルメット、肘・膝につけるプロテクターのようなものは、無料で借りることができた。
スキーと違って床はカチコチの氷。
初心者の子供には、フル装備を強く推奨する。ケガをしてからでは遅い。
③靴擦れに注意!「分厚く、長い」靴下を用意せよ
娘たちの感想で一番多かったのが、「スケート靴が痛い」「靴擦れしそう」。
スケート靴は硬く、足首を固定するため、擦れやすい。
靴擦れを防ぐために、ぶ厚めで、膝まであるようなハイソックスを履くのがベストである。 靴の中で足が痛くならないよう、そしてスケート靴の縁がすね等に当たって痛くならないよう、準備していってほしい。
④幼児コース・初心者コースあり
三菱アリーナには、未就学児用のコーナーがあり、補助具(手押し車のようなもの)やボールなどが準備されていた。この補助具を押して滑る練習ができる。
また、初心者コースもあり、外周の手すりにつかまりながら滑ったり、手を放してゆっくり滑ったりすることができる。
ガチなスピード走者がいないので、安心して練習ができる。
⑤観覧のみの人は、とにかく「最強の防寒」で!!!
今回、私は滑らず、観覧のみ。 (※なぜなら、恥ずかしながら40代にして骨粗しょう症のため、転倒による骨折が怖すぎた。氷上は、骨折のリスク大!)
リンク内、当たり前だが極寒。 滑っている人は汗をかくが、動かない私は、凍え死にそうな寒さであった。
寒すぎて、リンクを出るも、さらに入口(受付)を出てしまうと、再入場禁止。わずかでも暖かい場所を求め、廊下でスター選手のサインをボケーっと眺めて過ごした。
観覧のみの人は、「ダウンonダウンwith全身カイロ」の最強の防寒布陣で行くことを、強く、強くお勧めする。
まとめ:ウィンタースポーツは、意外と手軽にチャレンジできる。
スキーやスケートを始めるには、ハードルが高いと感じていた。
だが、いざ重い腰を上げて行ってみると、ほとんどのものはレンタルでき、超初心者向けの練習場所も用意されており、ハードルが一気に下がった。
必要なのは、「行ってみる」という、少しの勇気(と、防寒着)だけである。
スキー場はもうシーズンオフだが、スケートリンクは年中無休の場所もある!
今年もやっと春が来たな~と思うやいなや、一瞬で「暑い夏の到来!!」となりそうだ。
夏の遊び場として、スケートリンクは最高の避暑地になるのでは?と、密かに狙っている。
どうぞ、皆様も試してみてください。
子供の成長と、自分の親バカぶりに気づく、最高の休日になるはずだ。
