パナソニックの全自動洗濯乾燥機(LX127)を我が家にお迎えして、早3ヶ月が経とうとしている。
結論から言おう。 毎日の生活が「快適」でしかない。
かつて、我が家の朝は戦場だった。
朝食を作り、要らないと拒否られ、
自分の身支度とまゆげを描こうとしたそのときに「うんこ」と呼ばれる。
毎朝毎朝11歳娘の「今日晴れ?」という問いに「自分でチェックしてよ!!」とキレる。
そんな朝からみるみるうちにHPが奪われていく中でのボス戦。洗濯物干し。
濡れた洗濯物を1枚1枚ハンガーにかける。そんな時に限って・・・
「〇〇(5歳娘)もやる~!」
・・・(ジーザス!!!)
この、生命力を根こそぎ奪われる苦行から、私はついに解放されたのだ。
仕事前も、休日朝早くからお出かけする日も、
とりあえず洗濯機に衣類を放り込み、スイッチを「ピッ」と押すだけ。
たったそれだけで、帰宅する頃にはまるで太陽の匂いを凝縮したかのような
「ふかふか・ぬくぬく」に仕上がった洗濯物が仕上がっているのである。
神か!!
LX127 ドタバタな朝の救世主!
本日も、我が家は子供たちを連れて朝イチで映画館へと向かった。
上映開始は9時20分。
しかし、我が家が玄関を飛び出したのは8時50分。所要時間30分。
そう、絶望的な遅刻である。
「靴!水筒!早く!」と怒号が飛び交う中、それでも洗濯物をセットするのにかかった時間はわずか2分。
これが旧式の洗濯機なら、「今日は帰ってから夜に回すしかないか……」と絶望の淵に立たされていたところ。
巨神LX127の驚異的な包容力を見せつけられた瞬間であった。
ちなみに本日の映画は、二手に分かれる作戦を決行した。
11歳の長女と夫は「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」。
5歳の次女と私は「ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城」である。
今回のドラえもんは、私が幼き日に見た名作『のび太の海底鬼岩城』のリメイク版と聞き、私自身も密かに胸を躍らせていた。
しかし、ここで事件は起きる。
あろうことか、5歳の次女が途中から「怖い~~~」と泣き出し、
一人ですたすたと会場を出ていこうとしたのだ。
暗い空間、迫力のある音響、そして不気味な敵キャラクター。
5歳児に刺激が強すぎたのはわかる。
でも、バギーちゃんの勇姿を最後まで見届けたいのよ、母は。
「外に出る」「いやいやもうちょっと観ようよ、抱っこするから」の押し問答。
結果どうなったか。
私たちは映画館の入り口の扉付近で、漏れ聞こえてくる「音声だけ」を頼りにエンディングを迎えるという羽目になった。
映像は見えない。音声だけで脳内補完するドラえもん。
これはオーディオブック、と己を慰めつつバギーちゃんの最期に目を潤ませる。
そしてもう一度、昔の『のび太の海底鬼岩城』をじっくり見直したい!と心に誓うのであった。
……と、話が大きく脱線してしまった。 そう、洗濯機である。
映画の余韻(と疲労)を引きずりながら玄関のドアを開けた私たちを待っていたのは、完璧に乾燥まで終わり、ふかふかに仕上がった洗濯物たちだった。
この瞬間の感動たるや。
LX127、貴方は我が家のバギーちゃん!本当にありがとう。
神家電の唯一の弱点?「洗剤自動投入」の罠
さて、ここまでLX127をベタ褒めしてきたが、ここからが本題である。
いかに神家電といえど、完璧ではない。
ただ1つだけ、「ちょっとめんどくさいこと」が存在するのだ。
「洗剤・柔軟剤の自動投入タンクのお手入れ」である。
「毎回自動で量って入れてくれてるんだから、たまのお手入れぐらい文句言わずにやりなはれ」
そんな声が飛んでくるのは百も承知だ。
しかし、人間という生き物は、一度「ラク」を覚えると、とことん堕落する生き物。
毎回計量して投入する手間から完全に解放され、
それに慣れきってしまったがゆえに、
たまに訪れるメンテナンス作業が、とてつもなく「めんどくさい」と感じてしまうのだ。
マニュアルが突きつける「お手入れの掟」
この自動投入タンクのお手入れタイミング。
マニュアルを開くと、以下のように記載されている。
- 約3ヶ月に1回
- 1ヶ月以上使わなかった時
- 洗剤・柔軟剤の「銘柄」を変更する時
……多くないか?
しかし、マニュアルには恐ろしい警告も書かれている。
「定期的にお手入れをしないと、自動投入経路が詰まる原因になります」と。
もし経路が詰まってしまったらどうなるか。
この最高に怠惰で快適な「自動投入ライフ」が失われ、
再び毎回の手計量時代に逆戻りしてしまうのだ。
そんなの嫌だ!!!
だからこそ、私はしぶしぶ、重い腰を上げてお手入れをするしかないのである。
意外と細かい?お手入れの具体的な手順
読者の皆様のために、ここで簡単に「自動投入のお手入れ手順」を解説しておこう。
- タンクを取り外し、中を洗う
ここでのポイントは「お湯」を使うこと。
洗剤や柔軟剤は、水だとなかなか落ちない。お湯の力が必要だ。 - タンクを元に戻す(※トラップ注意!)
タンクの「蓋の位置」を絶対に間違えてはいけない。
タンクには洗剤の残量を検知するセンサーが付いており、蓋を正しい位置でカチッとはめ込まないと、センサーが誤作動を起こし、残量を正しく検知できなくなってしまうらしいのだ。 - お湯を入れ、お手入れコースを実行
タンクを定位置に戻したら、そこへお湯を注ぐ。
そして洗濯機本体の「自動投入お手入れコース」をセットしてスタート。
内部の経路をお湯が洗い流してくれる。時間は約4分だ。 - 水を捨て、水分を拭き取る
お手入れコースが完了したら、タンクに残った水を捨て、キレイに水分を拭き取ってから、再びタンクを本体にセットし完了。
文字にすると簡単に見えるかもしれないが、「たまにしかやらない作業」であるがゆえに、毎回手順を綺麗サッパリ忘れてしまうのだ。
そのたびに「あれ?どうやるんだっけ?」とトリセツを引っ張り出し、確認しながら作業を進める。
多分、この「慣れない作業を思い出しながらやる」というプロセスそのものが、果てしなくめんどくさいのだと思う。
ありがた迷惑!?購入特典の「洗剤プレゼント」の悲劇
お手入れのタイミングをもう一度見てみよう。
- 3ヶ月に1回
- 1ヵ月以上使わない時(→我が家では毎日使うので、これは該当なし)
- 洗剤の銘柄を変更する時
そう、ここである。
「銘柄変更」さえしなければ、この憎きお手入れは「三ヶ月に一回」で済むのだ。
しかし、我が家は購入直後、思わぬ罠にハマってしまった。
洗濯機を購入した際、「ご購入特典」として、様々な種類の洗剤や柔軟剤のサンプル詰め合わせをプレゼントされたのである。
「わーい!色んな香りが試せるぞ!」と無邪気に喜んだ過去の自分を、往復ビンタしてやりたい。
種類が違うということは、使い切って別のサンプルを入れるたびに、「銘柄変更」扱いとなり、その都度タンクを分解してお手入れしなければならなかったのだ。
洗濯機メーカーと洗剤メーカーがタッグを組んだ、プロモーション戦略なのだろう。 「ぜひ色々な香りを試して、お気に入りを見つけてね!」という意図は痛いほど分かる。
しかし、自動投入のメンテナンス性を考えると、客としてはちょっとした罰ゲームに近い状態になっていた。 これから自動投入付きの洗濯機を買う方には、「色々な洗剤を試すなら、手動投入口を使え!」と強くアドバイスしたい。
辿り着いた、怠惰を極めるための「最強運用術」
この「お手入れ地獄」から抜け出し、己の怠惰を守り抜くため運用戦略を練った。
結論は以下の2点である。
① もう君以外愛せない戦法(銘柄を絶対に変更しない)
これと決めた洗剤・柔軟剤をひたすら一途に使い続ける。
これにより、「銘柄変更によるお手入れ」を根絶し、お手入れ頻度を「3ヶ月に1回」に固定することができる。
② 金で時間を買う(超濃縮タイプを選ぶ)
これが意外と盲点だった。 今まで私は、「特大詰め替え用!安い!」といった、1回あたりの単価が安い洗剤や柔軟剤を好んで購入していた。
しかし、そういった製品は1回の使用量が多く設定されていることが多い。 つまり、すぐにタンクが空になり、頻繁に「洗剤の補充」という名の手間が発生するのだ。
そこで戦略を変えた。 少し割高であっても、「1回あたりの使用量が少ない(超濃縮タイプ)の洗剤」を選ぶようにしたのである。
これにより、一度タンクを満タンにしておけば、長期間補充する必要がなくなり、名実ともに「完全放置」の期間を長くすることに成功した。 まさに、「お金を払ってでも、自分のお手入れ時間を買う」というタイムパフォーマンス(タイパ)重視の戦略である。
まとめ:少しの工夫で、神家電はもっと輝く
パナソニックの全自動洗濯乾燥機「LX127」のある生活は最高だ。
ただ唯一のフリクション(摩擦)が、「洗剤自動投入タンクのお手入れ」である。
しかし、これも「銘柄を固定する」「超濃縮タイプを使う」という少しの運用ルールの見直しで、劇的に手間を減らすことができる。
機械の特性を理解し、人間側が運用を少し寄せてあげること。 それが、この素晴らしい最新家電を、より快適に、さらにノンストレスで使い倒すための秘訣だと言えるだろう。
さあ、今日も私は、フカフカに仕上がった洗濯物に顔をうずめながら、我が家の「右腕」に感謝するのだ。

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