3月、あんなに寒かった大寒波もいつの間にか過ぎ去り、なんだかちょっと温かい。
それを数字で見せつけてくれるのが湿度計。エアコンをつけると30%台に暴落していた湿度が、どんなにエアコンをつけっぱなしにしても40%台にとどまっている。
湿度40%以上にキープするために大活躍してくれていた象印の加湿器との別れも近づいているよう。
もはや家族、象印の加湿器について語る。
加湿の重要性 目的は保湿だけではない
- 保湿:いわずもがなの肌、のど、目。人間の体の50~75パーセントは水でできている。
- ウイルス対策(人体側):乾燥による肌・粘膜のバリア機能の低下、これを防止。
- ウイルス対策(ウイルス自体):ウイルスは低温かつ低湿度の環境下で活性化する、これを防止。
- 体感温度向上:気温が低い冬でも、湿度を上げてあげると実際の気温以上に体感温度は上がる。(夏場ジメジメしていると、より暑く感じるのと同じ)
冬の室内環境の目標値
室温:18℃~22℃(寒さを感じる場合は最低でも16℃以上を保つのが推奨)
湿度:40%~60%(特に50%前後が最適)
加湿器の種類 我が家の購入の決め手は「お手入れのしやすさ」
スチーム (加熱式) | 超音波 | 気化 | ハイブリッド式 (スチーム×超音波) | |
加湿方式 | 水をヒーターで加熱し、水蒸気を発生させる | 超音波の振動によって、ミスト(霧)を発生させる | 水を含んだフィルターに風を送って気化させる | スチーム×超音波 |
加湿力 | ◎ | 〇 | △ | ◎ |
お手入れ | ◎ | △ | △ | 〇 |
電気代 | △ | ◎ | ◎ | 〇 |
運転音 | △ | ◎ | 〇 | 〇 |
購入時、とにかく「お手入れのしやすさ」を選んだ。
象印の加湿器は、まるで電気ポット。慣れ親しんだポットと同じ形。複雑怪奇なフィルター等の構造はない。
毎日使うものだから、毎日お手入れできません。水をぶち込むだけ、それだけがいい。
象印の加湿器を7年間使ってみて
- 加湿力抜群
- 電気代をケチり、運転モード「自動・ひかえめ」にしても湿度40%台をキープ。
- お手入れ ほぼしていない(注意:トリセツには使用後、湯を捨ててお手入れして、とある)
- 水を入れるだけ、季節の終わりにさーっと洗ってしまうだけ。
- 5月ごろまで片付け忘れていたことがあった。おそるおそるフタを開けたが、カビ等の発生なしだった!水も少し残っていたのに!!
- よく見たら、カルキよごれが! お手入れいらず♪と思っていたが、さすがにクエン酸洗浄の時期のようだ。(トリセツには1~2か月に一度、クエン酸洗浄とあった。我が家は一度もしたことなかった)

象印の加湿器 使い方のコツと注意点
- 運転モードは「自動」がおすすめ
運転モードには「自動」「連続」の2種類がある。
我が家は「自動・ひかえめ」を愛用。「連続・弱」にすると湿度が全く上がらなかった。加湿器も効かぬほど乾燥しているのか!と恐れおののいたが、設定違いで一安心。- 自動:湿度モニターが適湿になるよう調整してくれる。しっかり・標準・ひかえめの三段階でヒーターONの時間を設定できるが、温度湿度が低いとヒーターON時間を長くしてくれるようだ。
- 連続:部屋の湿度に関係なく設定した運転モードで加湿を続ける

2.蒸気に注意!
まさに「ポット」なので、その蒸気は熱い。小さい子供がいる場合は要注意。我が家では子供の手の届かない高い位置に設置している。そのため、地震等で落下しないような対策も必要。超音波型の霧とは違うことを子供に理解させるべし!
エアコンによる乾燥は夏場も注意
この記事を書くにあたり、夏場もエアコンで乾燥することを知った。
今年は夏も湿度を監視し、場合によっては加湿器を出動させるかもしれない。