夏休み。
それは世の親たちにとって、「試練の1ヶ月」である。
何が辛いって、朝昼晩と続くエンドレス飯炊き業務に他ならない。
朝、12歳娘の昼ご飯作りに、朝の貴重な「自分時間」が削られる。
……料理好きとは言えない私にとってはなんだかちょっとストレス・・・。
夕方、仕事から帰宅し、疲れた体でキッチンに向かうと、そこには無残に放置された昼ご飯後の皿。
……夕食作りの前に洗い物かよ!?!?ムクムクと湧き上がるストレス・・・。

「ヒマなら洗い物くらいしておいてよ!!」
と、理不尽にキレる。 そして、就寝前に「あぁ、また怒ってしまった……」と猛烈に自己嫌悪。
それでも朝は無情にもやってきて、再び昼飯作りのゴングが鳴るのだ。
この「疲労困憊・自己嫌悪スパイラル」。これが毎年恒例の夏休みのルーティンだった。
「お弁当」から「自分で作る」へのパラダイムシフト
思えば、小4くらいまでは毎日きちんとお弁当を作っていた。
しかし小5になり、どうせ家にいるなら「ワンプレートにおかずをドンッ!主食はおにぎり!」
という手抜きスタイルへと進化(退化?)を遂げた。
そして小6の夏。ふと、ひらめいたのだ。
「どうせヒマを持て余している夏休み。自分で作らせればいいんじゃね……?」
よくよく考えてみれば、小学校の「家庭科」で調理実習をやっている。
茹でる、炒める。その程度の基礎スキルはすでに実装されているはずだ。
恐る恐る「お昼、自分で作ってみない?」と娘に打診してみたところ、

あー、別にいいよ〜
と、マンザラでもないご様子。
ここに、我が家の「夏休み🌻昼ご飯自分で作らせる計画」が幕を開けたのである。
小6でも安全!自分で作るお昼ご飯大作戦
娘に何が作れるか?レパートリー一覧
とはいえ、日中は私は家にいない。完全放置はさすがに危険だ。
ケガ、やけど、火事が怖い。
小6でも安全に、かつ確実に作れるメニューは何か。
まずは娘に「作れそうなレパートリー」を挙げさせてみた。
- 麺類(ゆでるだけ)
- チャーハン
- やきそば
- ピザトースト
- たまごやき
- チヂミ
おぉ……!意外とあるではないか。これだけあれば、主食のローテーションは十分に回せる。
我が家はIHコンロである。
休日たま~に料理を手伝う娘、IHの操作には慣れている。
親が不在でも火災の心配なく、安心して任せられるのは大きなポイントだ。
唯一の懸念は「包丁」。
以前、指をサクッと切ってしまい、なかなか血が止まらずパニックになったことがあり、
親子揃ってトラウマとなっている。
安全・安心を考慮した「自分で昼ご飯」大作戦
安全・安心を考慮し、以下の戦略で進めることとした。
- 包丁不要もの:娘が作る。
- 主食
- 野菜(洗うだけの生野菜)
- たんぱく質(冷奴、たまごやき)
- 包丁必須の副菜:母が大量に作り置きしておく。
- 野菜(野菜を切るサラダ、蒸し野菜、煮物など)
夜も家族で同じ副菜を食べるため、娘に至っては昼夜連続で同じ野菜を食べるハメになるが、
そこはご愛嬌。蒸し野菜などは、昼と夜で味付け(ドレッシングやポン酢、マヨネーズなど)を変えれば、マンネリ問題もあっさり解決するのである!
これらを組み合わせることで、栄養の最低ラインはクリアかな?と考えている。
さらに、「作ったご飯を写メってLINEする」こととした。
これにより「めんどくさくて作らなかった~😪」とは言わせないのだ!
実録!包丁ナシ&ヤル気UPのレシピ
いざ実践!娘が作ったメニューと、母の姑息な裏技を公開しよう。
■ チャーハン 冷凍ご飯と卵さえあれば錬成できる、最強のズボラ飯!
- 包丁ナシの技:レタスは手で豪快にちぎる。ネギはスーパーの「カットネギ」をフル活用。
- 子供ヤル気アップ作戦:「ちょっといいチャーハンの素」を買い置きしておく。「どんな味だろう?」とテンションが上がるのでオススメだ。


■ やきそば(肉なし) 娘は肉が苦手なため、我が家は肉なしのスタイル。
- 包丁ナシの技:もやしをドーン!キャベツは手でちぎってブチ込む。ワイルドでよろしい。
- 子供ヤル気アップ作戦:普段は買わない「2人前入りのちょっといい太麺焼きそば」を用意しておく。特別感がモチベーションに直結する。
※肉がない分、卵や豆腐でのタンパク質補充は必須である。


■ そうめん 夏と言えばこれ。お湯を沸かしてゆでるだけ!
実は「レンチンで完結するそうめん容器」も試したのだが、娘曰く「コシがなくて美味しくない」とのこと。無駄にグルメである。
※野菜とタンパク質の補充は必須。


娘の口には合わず・・・
(私の感想は「解凍品でこのクオリティなら100点」!)
■ たまごやき これは意外な副産物だった。副菜として作らせているうちに、娘の腕前がメキメキと上達していったのだ! 現代っ子らしく、YouTubeでレシピ動画を検索。マヨネーズを忍ばせてふんわりさせたり、めんつゆで和風に仕上げたりと、アレンジにハマっている様子。
卵2個で作っており、食べきれなかった分は夕食にて家族みんなで試食するのも楽しい。

洗い物は「食洗機」へ!
そして、最大の鬼門「後片付け」である。
私に似てめんどくさがり屋の娘が、毎回洗い物をするとは思えない。
だが、食洗機にブチ込むだけなら、できそうだ。
娘に食洗機の使い方をミッチリと伝授し、
食べ終わったあとの食器・フライパン等の調理器具の洗い物は、すべて食洗機にブチ込ませることに。
正直、娘1人分の食器で食洗機を回すのは、もったいないという気持ちがよぎる。
しかし、ここは未来への投資、「食洗機マスターになるための勉強代」として目を瞑ることにした。
(フライパンなども入れたらそこそこの量になる)
夕方帰宅し、食洗機を開けて結果をフィードバック。
「軽い食器は水圧で裏返ってて水が溜まるんだよ!」
「この重なり方だと汚れ落ちないよ!」
と、ダメ出し(という名の指導)を繰り返すことで、
徐々に食器の入れ方のコツを掴んでくれている……はずである。
おまけの工夫:水分補給は水筒で!
外出予定のない日でも、水筒に麦茶を満タンに準備する。
これにより「コップの洗い物が無限に出る問題」を未然に防げるだけでなく、
急な外出時にも「水筒の準備が面倒くさい~」という、脱水のリスクを回避できる。
一石二鳥の作戦である!
まとめ:小学校高学年になったら・・・夏休みの昼ご飯は「自分で作る!」
夏休みの昼ご飯問題。
その究極の解決法は「子供に自分で作らせる」であった。 この大作戦を決行して得られたメリットは計り知れない。
- 子供の料理スキルが爆上がりする(特に卵焼きの進化が凄まじい)。
その際、YouTube「料理の先生」になる(動画はイメージが湧きやすいらしい)。 - ダラダラ過ごす夏休みのうち、1時間を強制的に「家事の時間」に充てられる。
- 完成した昼ご飯の写メのやりとりで、安全確認&親子のコミュニケーションが生まれる。
- 食洗機の使い手という、心強い家事戦力になる。
- そして何より……親の「自分時間」と「心の平穏」が得られる!
ぜひ全国の親御さんにも「自分で昼ご飯作り」スタートさせてみてほしい。(事前に料理の練習&安全確認をしっかり行った上で)
親の精神衛生は劇的に改善し、子どもの謎の自信にもつながる。
この夏、思い切ってキッチンを我が子に明け渡してみてはいかがだろうか。

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