【宿泊記:メルキュール富山砺波】オールインクルーシブの魅力と罠!?子連れ飲み食べ放題のリアルに迫る

子どもとお出かけ
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前回記事にて紹介した「娘の12歳誕生日の過ごし方」。
毎年ホテルに宿泊して家族でお祝いするのが、我が家の恒例行事だった。

事の発端はコロナ禍。 今は亡き「Go Toトラベル」という神制度を思う存分活用し、普段なら躊躇するようなちょっと良いホテルを格安で堪能していた。

だのに~~なぜ~~、である。
いつの間にかコロナは過ぎ去り、Go Toの恩恵も過去の幻に。
そして訪れた、血も涙もないインフレ時代。

それでも、誕生日のホテル宿泊は家族の大切な思い出として死守したい。
娘の希望をなるべく満たし、かつ家計へのダメージを最小限に抑える。
そんな血眼のホテル探しの末に発見したのが、「メルキュール富山砺波リゾート&スパ」であった。

こちら、最大の魅力は「オールインクルーシブ」。
聞きなれない横文字にキョトンであったが、つまりはこういうこと👇

  • 宿泊料金に夕食・朝食が含まれる
  • ラウンジでのドリンク(アルコール含む!)が飲み放題
  • おつまみやちょっとしたアクティビティも全て無料

まさに夢のようなシステム!だが・・・疑り深い私は最初こう思った。

「夕食・朝食付きなんて普通だし、そこにラウンジのドリンク代が上乗せされて割高になってるだけじゃないの?」と。

しかし、計算してみて驚愕した。 大人2人、小学生1人、幼児1人の計4人で、基本料金は50,000円。
そこに「じゃらん」の6,000円分クーポンを使うと、驚きの44,000円。

リニューアルしたてで綺麗、しかも食事が全てビュッフェなら、好き嫌いの激しい娘たちでも好物が見つかることだろう。 このインフレ時代において、この価格設定は異常なほどのオトクさ!
いざ!っと予約ボタンをポチったのであった。

今回はこの「メルキュール富山砺波リゾート&スパ」での、オールインクルーシブ体験について語りたいと思う。

ナビが山奥へ……「もしかして偽サイト!?」とビビった立地

土曜の午後、いざホテルへ向かう我が家。
金沢市から砺波へは、高速を使わなくても1時間くらいで行けるアクセスの良さである。

のんびりドライブしていると、周りから次第に建物が消え、視界にあるのは田んぼと山だけになっていく。

12歳娘
12歳娘

何もないよ!?
予約するとき本当にちゃんと写真確認した? どんなホテルだったの??

子供からの容赦ないツッコミ。 あまりのド田舎っぷりに、車内には不穏な空気が流れる。
「もしかして、私が予約したのは宿泊サイトの偽サイトだったのか・・・!?」 そんな不安が脳裏をよぎった、その時。

山奥にいきなりドドーーーン!と巨大で立派なホテルが登場! 「よかった、偽サイトじゃなかったぁ!」と胸をなでおろす。
富山の豊かな自然環境の中に、そのオアシスは確かに存在したのである。

北陸の文化を味わうコーナー~水引、折り紙、書道体験~

ホテルに到着。
フロント横には体験コーナーがあり、水引・折り紙・書道体験がセルフでできるセットが設置してあった。 工作好きの12歳長女の目がキラリと光る。

そこから約1時間だろうか。彼女は水引と折り紙に夢中。
5歳次女にはやや難しかったようで、「お姉ちゃん、次どうやっておるの~?」と聞くも、 「お姉ちゃん今集中してるから黙ってて!!」と一刀両断。12歳娘、相変わらずのエゴイストっぷりを発揮していた。

ホテルと言うと、食事以外は子どもたちが楽しむ場所がない施設も多い中、こんなちょっとしたアクティビティがあるのは非常にうれしい。 ふと見ると、大人同士のお客さんもキャッキャ言いながら書道を楽しんでいた。 非日常の中で、子供も大人も無心になって遊べる。とても素敵なコーナーであった。

オールインクルーシブの醍醐味!熱気あふれるラウンジ

フロントの奥に進むと、なんだかガヤガヤと賑わしい。 ここが噂の「飲み放題・おつまみ食べ放題のラウンジ」か!

ホテルのラウンジというと、利用客は少なく、お茶を上品に飲んでいる人がチラホラ・・・という静かな印象だったため、この賑やかさには度肝を抜かれた。

時計を見ると、まだ16時半。 しかし、空間の熱気は完全に「夜9時の居酒屋」のそれである。 みんなすっかり出来上がって大盛り上がり!といった感じだ。

  • ビール、ワイン、ジュースが飲み放題
  • 大人のおつまみ(柿の種食べ比べなど)
  • 子どものおやつ(グミ、ラムネ、ポップコーン、ミレービスケットなど)

これらがすべて食べ放題! これはまさに夢の国!。

ビール片手に語らう大人たち。 嬉しそうにおやつを山盛り運ぶ子供たち。 大きな窓からは緑いっぱいの大自然がのぞめ、居心地も最高だ。
ホテルと言うと「各自の部屋で静かに過ごすもの」と思っていたが、このようなラウンジで皆が大いに語らいながら楽しむスタイルもあるのだなと目から鱗であった。

紙袋の中はポップコーン。
お好みの粉(塩・カレー粉・キャラメルシュガー)をふりかける

しかし、ここで事件は起きる。

賑やかな空間に目を細めていると、
「無料お菓子パラダイス」に理性を失った夫が、 「これ、無限にいけるわ~~」 と言いながら、ミレービスケットをものすごい勢いで頬張っているではないか!

それはまるで『千と千尋の神隠し』で、お父さんとお母さんがブタになっていくあのシーンのよう。

5歳娘
5歳娘

とーちゃん、そんなに食べたら夕ご飯食べられなくなるよ!

娘の極めて正しい忠告。 しかし、彼の手は止まらない。
これが、のちの悲劇へと繋がるとはつゆ知らず、甘味と塩味の無限ループに溺れる39歳の姿であった。

夕食ビュッフェは種類豊富!お腹を空かせて挑むべし

清潔で開放感溢れる大浴場でリフレッシュした後は、いざ夜のビュッフェへ。
制限時間は90分。アディショナルタイムなし。この90分を全力で楽しのだ。

会場には、視界に収まりきらないほどの華やかなメニューがズラリと並んでいた。

私たちがハマったメニューを、厳選してご紹介しよう。

  • 夫:刺身!刺身!刺身! 富山ならではの新鮮なブリ、甘くてねっとりした甘エビを堪能。ビュッフェでは食事の「バランス」などは無視。好きなもの、高コスパなものに一点集中という彼なりのビュッフェ哲学を貫く。
  • 私:同じく刺身!刺身!刺身! 普段スーパーでは「たった5切れで498円」もするお刺身よ。娘たちに2切れずつ与え、残りの1切れを夫婦で半分にしてありがたーくいただいているのに、娘たちには「少ない!!」と文句を言われるという、あの「お刺身さま」が無限に食べられるのだ!!!
    オープンキッチンでジュージュー焼かれているお肉を使ったハンバーガーや、カリっと揚がった天ぷらなどには目もくれず、ひたすらお刺身さまを貪るのであった。
  • 12歳長女:自分で茹でるラーメンコーナー 一風堂の「バリカタ」が大好物の彼女。今回のラーメンも当然バリカタに仕上げる。しかし悲しいかな、用意されていたのはタンタン麺用の辛いスープ。これは食べられないかも…と察した娘だが、逆境にもくじけず、ご飯の横に置いてあった肉味噌をあざとく発見!バリカタ麺にON! 「肉味噌つけ麺風(ほぼ汁なし)」を錬成・満足げに実食。おかわりを繰り返していた。オリジナルメニューを作れるのもビュッフェの醍醐味である。
  • 5歳次女:すき焼きにどハマり 普段ほとんど食卓に並ばないすき焼きに大興奮。「お肉が美味しい~」と、甘いタレに浸かった脂身たっぷりの牛肉を、恍惚の表情で頬張っていた。

ラウンジコーナーばりに夕食会場も賑やか。
皆、思い思いに好物を堪能しているなぁ・・・と目を細め、ふと横を見ると……。

夫の箸が、完全に止まっている・・・。

原因は明白。 先ほどのラウンジでの「ミレービスケット・オーバードーズ(過剰摂取)」である。
オールインクルーシブの洗礼を全身で受け、大好きなはずのデザートを前に白旗を揚げる夫。チーン。ご愁傷様である。

カリッカリのシュークリームも、濃厚な杏仁豆腐も、「旨い!!でも無理・・・」と一口でギブアップ。 皆がワイワイとビュッフェを楽しむレストランの中で、唯一人、自責の念に満ちた苦悶の表情を浮かべるのであった。

さて、気を取り直して、スタッフさんに教わった裏技をご紹介。
それは、カラフルな炭酸ジュースにカットフルーツを大量に投入する「シュワシュワフルーツカクテル」! 12歳のお誕生日ディナーにピッタリの華やかさである。 5歳次女も真似してご機嫌で乾杯。
これは娘たちが本当に大喜びだった、超絶おすすめのTips。ぜひ試していただきたい。

他にも、わたあめコーナーやソフトクリームコーナーなどもあり、まさに夢の国そのものであった。
ただひとり、悔しそうに空を見つめる夫を除いて。

オールインクルーシブに泊まる際、「ラウンジでのおつまみはほどほどに」。 これ、教訓。

好物をてんこもり
子供喜ぶわたあめ機
個性的なわたあめ誕生

夜はまだまだ終わらない。大人も子どもも退屈しない充実のアクティビティ

メルキュールホテル富山砺波は、キッズコーナーも充実していた。

食後、一行はキッズコーナーへ。 おそらくリニューアル前は宴会場だったであろう巨大な空間が、丸ごと遊び場になっている。

ミニサッカー、ミニバスケ、ダンボール迷路にミニジャングルジム。

5歳次女は当然狂ったようにはしゃぎまくる。 時々お腹を押さえていたので、ビュッフェで食べすぎたモノをリバースしないかヒヤヒヤしたほどだ。
このコーナー、一見すると小学校低学年向けのエリアだが、高学年とおぼしき子供たちも本気で楽しそうに遊んでいた。

かく言う12歳長女も、ダンボール迷路にドハマり。 「自分のタイムを更新する」と、必死にタイムアタックを繰り返した結果、両膝をすりむくという名誉の負傷。ヒリつく膝にタイムは伸び悩み、あえなく撤退となった。

ラストは、夫+娘2人による白熱のロディ(乗用玩具)レースで締めくくった。

スタッフの私物?クラブは本物だった。
無惨にすりむける膝
大差で負ける父

夜9時を回ったころ、再びラウンジに立ち寄ってみる。 すると、先ほどのビール飲み放題から、2次会会場のような「バーコーナー」へと様変わり。

普段お目にかかれないようなウイスキー、ジン、バーボンが勢揃い。 夜は夜で、大人たちがグラスを傾けながらしっとりと、しかし楽しげに語らっている。
大人はオリジナルカクテルを、子供もあやしいMIXジュースを思い思いに作る。

オールインクルーシブが作り出すこのハッピーな空間。
「こんなホテルの過ごし方があったのか!」と、驚きと感動の体験であった。

バーコーナー
塩味・甘味のおつまみたち
かきたね食べ比べ

さて、明日の朝ご飯は何が登場するのかな?
そんな幸せな悩みを抱えながら、私たちは深い眠りにつくのであった。

翌朝~朝ごはんも手抜き感のないビュッフェ~

朝ごはん。
寝起きの悪い5歳次女を無理やり連れていくも、ビュッフェ会場に入ったとたんテンションはV字回復。

なぜなら「ブリのお刺身の漬け丼」にドはまりしたから。

夫も私も、このブリに全力投球。 朝からブリ飯をこれでもかと貪るのであった。

12歳長女は、朝にも再登場していた「自分で茹でるラーメンコーナー」に再び熱狂! 今回のスープは「富山ブラック」ということで、黒いスープをたっぷりかけて満足げにおかわりをしていた。

朝からしこたま食べて、時刻は9:20。
しかしこのホテル、この時間からでも大浴場に行けるのだ!
大浴場の入場終了時刻は9:30。終了は10:00。 なぜならチェックアウトが11:00だからである。

食後にチャポンと露天風呂を楽しみ、部屋でゆったりくつろいでからチェックアウトできる。
なんて素敵なオールインクルーシブ! (ゆったりくつろぎすぎて、最終的にドタバタのチェックアウトとなってしまったが・・・)

しこたま食べて、しこたま遊んで、しこたま飲んだ。
あっという間の、けれど濃厚すぎる1日。 夫の胃袋のキャパシティ管理という唯一の誤算を除けば、完璧な誕生日ステイとなった。

まとめ:オールインクルーシブを120%楽しむための注意点

「メルキュールホテル富山砺波」のオールインクルーシブは、まさに至れり尽くせりの「夢の国」だった。
最後に、我が家から送る「絶対に失敗しないための鉄則」を2つ。

① チェックインは「15時ピッタリ」がマスト!

  • フル滞在が基本: 1日目はラウンジ、2日目の朝はゆったり大浴場と、時間を余すことなく堪能するには15時のチェックインからフル滞在するのがベスト。
  • 夕食の希望時間は争奪戦: 私たちが15:30頃に到着したときには、すでに多くの人がチェックインを済ませていた。そのため、夕食の17時台・18時台はすでに満席に……!希望の時間がある方は、15時前の到着を目指すのがオススメです。

② ラウンジでの夕食前のおやつは腹八分目以下に!

ラウンジコーナーでのおつまみドカ食いは、厳に慎むこと。
豪華な夕食ビュッフェを前にして、「お腹いっぱいで何も食べられない……これ、ホテルの策略だろ!!」と理不尽な遠吠えをする、我が家の夫のようになります。

こういったタイプのホテルは、子連れ旅行や記念日のお祝いだけでなく、女子会や同窓会など、「お金のことを気にせず、思う存分飲んで語らいたい」時にも全力でおすすめできる。

ぜひ皆さんも、この夢の国を、一度体験してみてはいかがでしょうか?

メルキュール富山砺波リゾート&スパ – 宿泊予約は<じゃらんnet>
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この記事を書いた人
かあ

1978年生まれ。
新潟県出身、石川県在住。
夫と11歳&5歳の娘と暮らす4人家族。

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