思い込みって、本当に恐ろしいものです。
これまで私の人生、何度「思い込み」によってミスを重ねてきたことでしょうか。
ある時は仕事で取り返しのつかない勘違いをし、
またある時は買い物でパッケージがそっくりな類似品をドヤ顔でカゴに入れる……。
なぜ人間は、かくも同じ過ちを繰り返す生き物なのだろうか。
そして今回、またしても盛大にやらかしてしまいました。
1月に我が家にお迎えした、愛しのドラム式洗濯機「パナソニック NA-LX127E」。
その月1回のお手入れにおいて、
「衣類用塩素系漂白剤」を使用すべきところを、
界面活性剤入りの「洗濯槽クリーナー」を間違えて使っていたのです。
取扱説明書(トリセツ)をしっかり読まなかった私が100%悪い。
それは重々承知しているのですが……。
パナソニックさんよ、あのトリセツの表記、わかりにくくないですかい?
今回は、そんな私の愚かな失敗談と、ドラム式洗濯機の正しい槽洗浄について、
自戒と不満(少しだけ)を込めて書き記したいと思います。
私と同じうっかりトラップにハマる人が、一人でも減りますように……!
縦型洗濯機時代のトラウマ「黒いワカメ」との死闘
かつての私と洗濯機との付き合いは、常に「黒いわかめ」のようなヌメヌメとしたカビとの戦いでした。
縦型洗濯機時代、定期的に洗濯槽クリーナーでお手入れをしておかないと、
いつの間にか糸くずフィルターに得体の知れない黒いワカメが大量発生。
最悪の場合、洗濯し終わった衣類にまでキャツらが付着するという、
世にも恐ろしい事態に陥っていました。
そして洗濯物が乾いた後、韓国海苔のかけらのような、黒くひらりとしたものがへばりついている絶望感。
だからこそ、念願叶って購入した高級ドラム式洗濯機だけは、
絶対にカビだらけにしたくありませんでした。
我が家のNA-LX127E君には、おまかせでカビを抑制してくれる「ナノイー機能」が搭載されていません!!!(価格差5万をケチった代償は大きかった)
だからこそ、己の手による定期的なメンテナンスが命綱なのです。
購入直後から、マメにお手入れをするのだ!と、私は鼻息を荒くしていました。
「衣類用塩素系漂白剤=洗濯槽カビキラー」という危険な思い込み
洗濯槽のお手入れといえば、もちろん使うのは「洗濯槽カビキラー」。
私の脳内では、その方程式を信じて疑いませんでした。
だから、トリセツのお手入れページに『衣類用塩素系漂白剤で洗う』と書いてあっても、私の脳内では「衣類用塩素系漂白剤 = 洗濯槽カビキラーのことね!」と自動変換していたのでした。
さらに、トリセツには「使用量は約200ml」と書いてありました。
縦型洗濯機時代は、洗濯槽カビキラーを贅沢に1本(550g)丸ごとドバドバ使っていた私。 「えっ、ドラム式のお手入れって200mlでいいの? めっちゃコスパ良くてお得やん!!」 と、疑うどころか一人でホクホク顔になっていたほどです。


2回目の槽洗浄で気づいた「違和感」と「絶望」
しかし、事件は5月に入り、2回目の槽洗浄を行おうとした際に発覚しました。
改めてトリセツを開き、手順を確認していたときのこと。
『衣類用塩素系漂白剤』の横に描かれている、ボトルのイラストに強烈な違和感を覚えたのです。
(……ん? これって、洗濯槽カビキラーのボトルの形じゃなくない?)
胸のざわつきを感じながら、ページの下の方にある「お知らせ」という極小の文字に気づいた。そこには信じられない一文が。
「市販の界面活性剤入りの洗濯槽クリーナーは、泡立ちが多いため、途中で排水することがあります。(十分な効果が得られません)」
(……界面活性剤?)
慌てて、手元にある洗濯槽カビキラーの裏側を引っくり返して確認しました。 成分表の「次亜塩素酸塩」「水酸化ナトリウム」の横に、しっかりと、そしてハッキリと書かれていました。
界面活性剤。
これのことやん!! これ、絶対使っちゃダメなヤツやん!!!


この大パニックと絶望を誰かに聞いてほしくて、すぐさま夫に「ねえ!洗剤間違えちゃったんだけど!!エラーになるかもしれない!ヤバい!!」と報告しました。
すると、返ってきた言葉は……
「ふーん。」
私のこの焦りに対して、見事なまでに一ミリも関心がないご様子。
時すでに遅し。我がLX127Eくんの運命は…
その時すでに私はお手入れコースのスタートボタンを軽やかに押し、
X127E君は洗濯槽カビキラーを擁し、せっせと槽洗浄を始めてしまっていた後でした。
夫の無関心さを横目に、「途中で排水されるかもしれない」という恐怖と一人孤独に戦いながら洗濯機の様子を見守るハメになりました。
幸い、異常な泡立ちはパッと見ではなさそう。
とりあえずエラー音が鳴ることもなく、槽洗浄コースは無事に(?)終了しました。
ホッと胸をなでおろし、急ぎ本来使うべき「衣類用塩素系漂白剤」を求めてドラッグストアへ走ります。
そこにあった衣類用塩素系漂白剤は「ハイター」のみ。
そして、そのボトルのフォルムは……トリセツに描かれていたイラストと完全に一致していたのです。


つまり、パナソニックの言う『衣類用塩素系漂白剤』とは、実質的に『ハイター』のことを指していると言っても過言ではありません。
パナソニックさんよ、初めからトリセツに「ハイター®」って書いておくれよ。
私みたいな早とちりする愚か者、日本全国に100人はいるはずだ!!
ちなみに、あとで調べてわかったが、なんと日立やシャープのドラム式なら洗濯槽カビキラーが普通に使えるらしい。なんとまぎらわしい!!!!
洗濯槽カビキラーとハイター、実は「濃度」が違った
さて、ここで一つ疑問が湧きました。 「ハイター」と「洗濯槽カビキラー」、界面活性剤の有無以外に何が違うのでしょうか?
気になって調べてみたところ、洗剤の主成分である「次亜塩素酸塩」の濃度に大きな違いがあることがわかりました。
- ハイター:濃度 約6%
- 洗濯槽カビキラー:濃度 1〜5%未満
洗濯槽カビキラーは、多く見積もっても5%未満。つまり、ハイターよりも濃度が薄いのです。
しかも、トリセツの指定量は「200ml」。 洗濯槽カビキラーを通常通り1本(550g)使い切るならまだしも、たった200mlしか使っていなかった私の1回目・2回目の槽洗浄は……。 黒カビやニオイを抑える力が、規定量のハイターを使うよりもはるかに低かった可能性が・・・。
あわてて買ってきたばかりのハイターを使って、急遽3回目の槽洗浄(やり直し)を行いました。
頼む、これで憎き黒カビさんたちが完全に死滅してくれますように。
まとめ:パナソニックNA-LX127Eの槽洗浄には「ハイター」を!
今回の私の失敗から得た教訓は以下の通りです。
- パナソニック NA-LX127Eの「槽洗浄」で指定されている『衣類用塩素系漂白剤』とは、ズバリ「ハイター」のことである!
- 「槽洗浄だから洗濯槽カビキラーを使えばいい」という思い込みは捨てるべし!(界面活性剤で泡立ちすぎてエラーになる可能性あり)
- ちなみに日立やシャープのドラム式なら洗濯槽カビキラーが使えるようだ。(かあ調べ)メーカーや機種により異なる場合があるので、トリセツをよく確認すべし!
高いお金を出して買ったドラム式洗濯機。
長く、そして清潔に使い続けるためには、「思い込みを捨てて、トリセツの小さな文字までしっかり読むこと」が何より大切だと痛感しました。
この記事が、日本のどこかにいる私と同じような「うっかりさん」の目に留まり、悲劇を未然に防ぐ手助けになれば幸いです!!


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